0337.前世の女の子の体の感覚

私の足や手の指の爪は垢や土で真っ黒です。顔は浅黒く、比較的目鼻立ちははっきりしています。なんだか東南アジアの子供のようです。

そして私が立っている足元は、じめじめとした土と木や植物に覆われ、周囲の風景はまるでジャングルのように木々や亜熱帯の植物が茂っていました。太陽の木漏れ日がうねった木々の間から差し込む薄暗い場所に私は立っています。

いったい私はこんなところで何をやっているのだろうと、今生の私が不思議がるので、思い切って小さな体の中に入り込むことにしました。

薄汚れた小さな痩せた少女の中に入り込むことに成功した私は、すぐにおかしなことに気づきました。

それは、その少女の肉体に入ったとたん、今までの思考や言語が遠のいていくのを感じたからです。

今までの前世体験では、前世の人格に入り込んだあとでも、その人格なりの思考や言語がなだれ込んできたのに、今回は全く違った感覚でした。

そう、まるで感覚そのものなのです。言語や思考ではなく、ただ強い感覚だけが私の中を満たしました。

それは、野性的なまるで動物のような肉体的な感覚とでもいうのでしょうか。聞こえるもの、触れるもの、全てがあきれるほど鮮明でした。こんなにも自分の耳が周囲の全ての音を捉えたのは初めてでした。

そして、私は自分の足の裏がとても硬い皮膚に覆われていることに気づきました。まるで皮が何十にも重ね合わさっているような、分厚い靴底を貼り付けているような感覚です。



→ 筆者 ソウルミッション・セラピスト 中野日出美の プロフィール

おかげさまでメルマガ読者様が30,000人を越えました♪
どうもありがとうございます! 心から感謝いたします!!!

このブログの前世療法の生々しい体験談事例などをもとに、プロ現役ヒプノセラピスト 中野日出美実践的に解説する前世療法専門メルマガです。
前世療法ヒプノセラピー催眠療法)の基礎知識から、セラピーで求められる高度な技術まで、ヒプノセラピストになるために不可欠な情報が満載の無料メールマガジンをぜひご購読ください!

メルマガ登録・解除 ID: 0000289610
前世療法137回の前世を持つ少女が見た生と死の記録
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ