0369.人間は自分で自分の首を絞めている

私はもちろん人間の言葉は話せませんから、敵意に満ちた目でそれに応えました。

するとその生き物は、またすぐ話しかけてきました。

「人間が憎いのですね。あなたを殺した敵が憎いのですね。そして怖いのですね。でも、あなたは今、生きてきたジャングルで1匹の生き物も殺していませんか? 

そうではないですね。あなたは生きるために虫も魚も殺しましたね。あなたを殺したあの動物も同じなのですよ」

私はよくわかりませんでした。私は生きるために他の生き物を殺した。それは私や私の仲間たちを殺した隣のテリトリーのあの獰猛な動物たちと同じこと?・・・

じゃあ、人間が私たち動物を殺すのも同じこと?

違う。違う。そうじゃない。違う。

「そうですね。人間が動物を殺すときは少し違いますね。なぜなら自分が生き延びるためではない時が殆どですから。

必要のない殺生をするのは人間だけですからね。だから人間は何度も苦しむのですね。

あなた達は、食べるために、自分の命を守るために殺します。でも人間は、中途半端に思考が進みすぎて、自分の利益のために動物や他の人間を殺すようになりました。

だからいつも自分たち自身が理不尽に殺される、死の恐怖と隣り合わせに生きることになりました。人間は自分で自分の首を絞めているのですね」



→ 筆者 グリーフケア・セラピスト 中野日出美の プロフィール

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