失敗を経験できたことが良い学びに

臨床応用、セラピーを柔軟に使えるようになりたいため、受講した。

1日目、グループカウンセリング。自己開示は、これまでのヒプノを学んだ経験のいいまとめとなった。個人面接では、催眠に入りにくい人に対して、当たり前に入れると思っていたことが、反省された。

2日目、自己開示。そして、昨日のケースの個人面接で、催眠に入りにくいケースを学ぶ。2チームに分かれて、2つのケースについて交替してからカウンセリング。1.配偶者の不仲に悩んでいるケース。2.セックス恐怖症のケース。そして、全体ミーティング。

3日目、「クライエントとしての自分」。参加者3名が、クライエントとしての自分の1.セラピー目的、2.セラピストとしての見たて、3.ゴール設定、4.療法・ツールをあげ、それを全体で検討する。カウンセリングとスーパービジョンの両方を備えたセッションであった。

4日目、昨日と同じテーマ。午前2人、午後2人。他の人(全て女性であるが)のカウンセリングする中で、共に人生を歩み、克服していく思いがあった。また、私自身、父として、息子として、様々な経験をすることができたと思う。

5日目、3日目と同じテーマ。午前1人、午後2人(私自身を含む)。実習中に出てきた「症状/状態」を同時に、私自身がカウンセリングを受けた。改めて、小6のときの「トラウマ」からまだ癒されてない、残遺していると分かって、大きな気付きだった。

6日目、"国語"に磨きをかける。カードを引いて、そこに書いてある言葉について説明する。3分で、説得力があるように。3分で、立場を明確にして、反対の立場で。

チームによるセラピー、クライアント「ゆう子」。"臨床"催眠らしくなった。どうして"臨床"催眠なのか分かってきた。この場で、起こりうる失敗が経験できたことによっていい学びになった。

7日目、午前中:立場を明らかに、説得力をもって。「死刑制度」について、賛否両論でディベート。午後:休む時間もなく働き続ける女子大生のケース。視線恐怖の女性のケース。セラピーが未熟。場面の誘導法、感情的脅迫のある介入、など失敗の連続!

8日目、脳トレ。マリンさんのケース。普段の臨床で進展しないことに対して、ヒントになることが多かった。

失敗がたくさんできた。この講座に参加して、とてもよかった。

(群馬県 50代 男性)

臨床催眠専門講座(8日間)【最上級】 受講生の体験談です。