クライアントとしては最高の体験だが、セラピストとしては力不足・・・

1日目、催眠中はセラピストの発する言葉にとても敏感になるので、クライアントが話した内容を不用意にまとめて話してしまい、それがクライアントにとって違和感を覚えるものだったりすると、混乱させてしまうし、暗示につながってしまう可能性もある。こういう状態が続くとラポールも切れてしまうので、注意が必要。

まとめようとせず、ただ復唱するだけで、クライントはいろいろなことに気付いていく。

ディソシエートの実習では、肉体の自分を「この人」、抜け出た自分を「○○さん」ときちんと区別し、「あなた」とか「自分」などあいまいな表現は使わない。言葉はとても大事だ!!

2日目、2つのイメージの実習で、今の自分と大事な友人達との関係がありありと表現されていることに気付き、愛しい気持ちやさびしい気持ちがあふれてきて涙が止まらず。

ふたつの花で、ひまわりの群生とつゆくさでイメージしていったが、後半になるとつゆくさのことはもはやつゆくさとは言わず「私は・・・」などと言い出し、おもしろかった。

催眠に入ることでこうも分かりやすく、自分自身が何かを通してメタファーされるものかと感動した。

性的イメージ/身体のイメージの実習では、下腹部に怒りを感じ、両うでの愛のエネルギーに助けてもらう。普段気にしないようにしていたし、ちゃんと向き合うことをさけていた部分に気付き、"かわいそうだったなぁ"と自分で思った。"こうしなければいけない"とだけ思っていなかったのに、"嫌だった、傷付いた、そして怒って心を閉ざしたんだ"という本音を初めて知った。

3日目、自分の死体を両親が見つける(深層イメージ)では、両親の"子供"に対する本能ともいえるような愛情、失ったことへの悲しみがストレートに心に入って来て嬉しいし、悲しい。私の両親に愛があることは確か、それだけでスッキリしました。

罪悪感のデモンストレーションでは、罪悪感の強い人は検察官が強い、被告もそれに従おうとするものだと思った。クライアント役の声がとても小さくて不思議だった。

4日目、罪悪感のワークは、重いテーマなだけに、とてもやる自身が持てませんでした。セラピスト役はやらずに終わったことに、くやしい気持ちと安心感とがあり、自己嫌悪でした。

クライアントとしては、罪悪感を感じる過去をなかなか見つけられず、そんな自分って何なのだとまた自己嫌悪。しかし、話していくうちに大きな罪悪感を見つけてしまいました。このワークを通して罪悪感を生きる糧とする意味が実感を通して知りました。

3人のメンターのワークでは、1日の終わりに、なつかしい、やさしいメンター達から元気をもらいました。

5日目、親からの呪縛を解くでは、オブザーバーとして、2人の先輩のワークを学ばせて頂いた。インナーチャイルドワークをはじめてまのあたりにして、子供になるとか、子供の目線で語ってもらうことの重要さ、不思議さ、愛しさを感じた。

子供心によりそい、心によりそい、そのストーリーに入りつつもしっかり誘導できるスキルが必要になるのだなと思った。

全体を通して、私にはまだシステマチックなものまでしかできない。それも最低限の内容になってしまい、話をふくらませることができなかった。

自分の性格からすると、基礎を固めないと応用ができないので、この5日間で感じた"いき止まり"が何なのか、調べて次に活かそうと思った。

クライアントとしては最高の体験だったので、参加して良かったです。でもセラピストとしては力不足を感じ、吸収できるほど自分が成長していなかった。

講師の説明は分かりやすかったのですが、実習についての説明がすぐにはのみ込めませんでした。

私にとってはインナーチャイルドも前世も未受講なので、今は全てを受け止められませんが、それを学んだ後にふり返ることで、気付くことがとても大きいのだと思います。

インナーチャイルドI 、前世I を受講済の人、プロの人にこの講座を受けてもらいたいと思います。

希望としては、テキストを読み、解説してほしい。もともと入っていたテキストで説明を受けたのがパーツセラピーのみでした。先生のお話の中に含まれていたのかもしれないが、私には分からなかった。

レベルが高く、ついて行けなく、申し訳ないやら情けないやら。対象者に適するレベルのようなものを申し込み前に確認できるようにすればいいと思います。

(宮城県 30代 女性)

ヒプノセラピー・プロフェッショナル講座(5日間)【上級】 受講生の体験談です。