人生の中でも忘れられない時間になりました

人の潜在意識に影響を及ぼすことはできるのか、自分自身では、全く気付かない無意識の領域がどうなっているのか知りたくて、受講しました。

人を癒す、助けるということの本質はなんなのだろうか。その人が、その人らしく生き、この世に生まれてきた目的を達成することをお手伝いする方法のひとつとして、催眠を有効に使うことが、私にも出来るようになるなら、それらを学んでいきたい。

初日、無意識(潜在意識)の領域というのは、思った以上に奥が深く、人の在り方に大きく影響を及ぼすのだということを感じた。

潜在意識が自分に起こった全ての事をあますことなく、記憶しているというのは、すごいことだと思った(恐ろしいことでもある)。まるで、アカシックレコードだ。

また、潜在意識には、人称がなく、自分が他人に発した言葉や態度も、すべて自分の中に自分のこととして蓄積されるということを知り、これからの自分の在り方を深く考えさせられた。

「情けは人の為ならず」・・・日本人はそのことを知っていたんだな・・・

2日目、催眠に入った時の感覚が、1日目より、よりわかりやすくなって、催眠から出たくないという気持ちに何度もなった。

ペンジュラムは、なかなか上手くいかなかったが、人間の身体と心の精妙さを知って、本当に驚いた。

3日目、様々な誘導法を体験して、同じ催眠状態になるのでも、身体の感覚は、ずいぶん違うものだと感じた。

4日目、前半の3日間から間があいたので、もしかしたら、催眠の感覚を忘れてしまったかなと、思っていたのだが、すぐにその感覚を思い出し、以前よりもっとクリアに催眠に入っていく自分の常態を、客観的に感じることができたことに驚いた。

5日目、半分が終わり、催眠状態というのが、本当に普通に起こるということが実感できた。

ただ、自分が入ることには、全く抵抗はないが、人を催眠にいれられるのかということには、まだまだ自信が持てない。

でも、「こうでなくては!」にとらわれないで、いろいろな技法やアプローチの仕方があることを知り、自分に合う、自分なりのやり方を少しずつ模索したいと思った。

6日目、カウンセリングの重要性をすごく感じた。今までは、催眠の入れ方ばかりに気をとられていたが、もし、セッションになったら、催眠にうまく入れられたとしても、本当にその人の手助けになるために、何をしたらいいのかを、きちんと把握していないといけないと思った。

そのためには、これから、まだまだ学びが必要だと感じる。

7日目、GIFTの実習中に起こった不思議な感覚が身体に残って、しばらくは頭の中が整理できなかった。

セラピストというのは、改めて聖職の域なんだと深く感じた。この先、自分がどう催眠を活用していくかということはわからないが、人として愛にあふれる人間になっていくよう努力したいと思う。

8日目、退行のデモンストレーションは、想像以上に強烈だった。頭の中では、こういうことが起こるだろうというのは、予想していたはずだったが、知識でわかることと、体験するというのは、全く別ものであると感じた。

「いかにクライアントの心に寄り添うことができるか?」昨日から引き続き、それを自分につきつけられている気がする。

実際のセッションを目のあたりにして、ただただ畏敬の念を感じた。

9日目、退行の実習を行ってみて、改めて催眠は入れるのがむずかしいのではなく、催眠状態になってから導くのが、たいへんな作業なんだと感じた。

目の前で苦しんでいるインナーチャイルドに対して、ただただおろおろするだけの自分がなさけなかった。

自分自身はうまく退行できなかったが、催眠下で感情が増長されて、自分の胸の中になる思いを確認することができた。あせらず、自分なりの関わり方を見つけていこうと思う。

10日目、とにかく、あっという間の10日間だったのに、内容は実に濃く、人生の中でも忘れられない時間になりました。

得たものが多すぎて、整理するには、少し時間がかかりそうですが、あせらずに、整理していこうと思います。ありがとうございました。

ひょんなことから参加した催眠講座だったが、得たものが大きすぎて、ちょっととまどうくらいです。参加してとてもよかったです。

講師の説明は、いろいろな実例をあげてくださったので、初めてでもよくわかりました。

また、ヒプノセラピーを使いこなす自信はないが、自分なりにできるところから始めたい。

毎日のおもてなし、ありがとうございました。

(神奈川県 40代 女性)

プロセラピスト実践講座(10日間)【初級~中級】 受講生の体験談です。