実践的なのが最高!

潜在意識の無限の可能性を引き出し、顕在意識に制約されている自らの現状を改善すると同時に、患者さんの治療に役立てたいので、受講した。

初日、「輪廻」や「前世を記憶する子供たち」の本を読んだのは30年も前になる。人生に悲観的な感慨をいただいていた当時の私に、「生は今のこれだけではない」という一種のカルチャーショックを与えて、「ではもう少し生きてみようか」と思わせたように思う。

スピリチャルな世界に目覚めたのは、それから10年以上経って、鍼灸師になってからで、「気」の感覚を自覚して、級友の勧めで、一気にその学びの中に入り、自分の前世も、おぼろげながらみてきた。しかし、漠然としていた。

初めて前世を体験する受講生への誘導を見学しながら、自分も夢うつつに・・・。

2日目、セラピスト役の上手な誘導で、娘との関係を見る前世へ。暗く寂寥とした動きの少ないシーン。あ、それは、まさしく、その生の私自身の人生観を反映しているのだ。

別の受講生の誘導を見学。いきなり崖の上にいて「こわい!」と泣き出す。日出美先生が「いったん、その場を離れますよ」「あなたの子供の頃に戻ります」・・・そう、私もこわかったら、そうして欲しい。

3日目、感情の架け橋の手法で、再び娘との関係のある北欧の領主に。前回より、動きがあるが、辛い。疲れる。

4日目、「難経」がつくられた後漢の時代へ望んで、セラピスト役の人に誘導してもらう。古い朽ち果てる寸前の木簡や竹簡、かすんだ墨の色・・・ それを感じたのはすごい! 

そして、私のライフワークだったわけが納得できる。華厳の光に涙が出る。その意味はまだ漠としている。セラピスト役と誘導した時は、私の意に反して、しぶとく、しぶとく生きつづける美しい魂。殺そうとしてごめんなさい! 魂は、人はこんなにも強いのだ!

5日目、1人の受講生の途中まで、一緒に入って、野口英世が出てきて分岐する。集合無意識はこうしてつながっているのだろうか? 

その後、自分は野口英世を体験している。右手の火傷は、私の癖の鏡面感覚? (本物は左手の火傷)人類は未完成・・・後代からみると誤った判断があった(野口英世への今の評価は低い)。

この講座は、実践的なのが最高。参加してとてもよかった。実習を通して、よりわかりやすくなった。

ただ単に過去世を見るだけで終わるという内容ではないので、この講座は今後もたいへん役に立つ。そこから何を学び、何を引きずっているか・・・ それをクライアント自身が自覚することは、これ以上にない学びだと思います。

(千葉県 60代 女性)

前世療法・未来世療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】 受講生の体験談です。