大変現実的な勉強になりました
初日、副人格についての具体的な概念には、記憶という別名の人格の記憶なのだとわかった。ゲシュタルト・ヒプノセラピーを体験して、現在の矛盾への気づきを再確認した。
ケース・スタディの実習を経て、自分の価値観でケースをみると、拒絶反応が出てきた。普通の私は、こんなに批判的な拒絶的な人なんだと思った。
2日目、ケース・スタディのカウンセリングは、少しましになったかと思ったけど、やはり浅い。
3日目、セラピスト役では、年齢退行と人格交代を使い、超意識の援助も得て、癒しができた。クライアント役では、黒死病で両親と死別し、感情をなくした女性に。深い傷の痛みというより虚ろな感覚を少しだけ理解できたが、まだまだ集中しきれないようだ。
4日目、セラピーの実習。セラピストとして、クライアントの感情の表出が不十分であり、ゴールの設定で未来までと思っていたが、それも中断されて、ヒヤヒヤものと思った。
先生からは、感情の表出はあれで十分なケースだし、未来世が中断されても、中間世でのメッセージをもらう方法に切り替えたのは、クライアントに大きな癒しとなったと指摘をうけた。
5日目、セラピスト役で、クライアント役の年齢退行とインナーチャイルドの癒しの中で、戦死した伯父さんを呼び出して、戦争が終わったことを説明し、成仏させる過程が入ったのは番外だったが、戦争という状況が「言いたいことを言えない」クライアント役との共通点もあったので、逆に納得してもらいやすかった。2つの癒しに関われて、とても幸せ!
私のパーツセラピーは、タバコを吸わせるパートと吸わせまいとするパートと、より消極的なパートと、統合を願うパートと、ハイヤーセルフに守られた私の間で行なわれ、吸わせようするパートのポジティブな意図をおだてて、役割を認め、感謝した上で、別の役割を負わせようという筋書きに進んだ。お互いに言いたいことを、十分に言わせて楽しかった。
レベルIIとして、手厳しいご指摘も交えて、大変現実的な勉強になりました。この講座に参加して、たいへんよかった。今後もとても役に立つと思った。現場のヒプノセラピストにおすすめします。
(千葉県 60代 女性)