感動のストーリーが次々と続く、濃密な日々であった

この講座を受講した目的は、世代連鎖の問題を扱えるようになりたい、インナーチャイルドと前世療法の使い分けを知りたい、パーツセラピーを覚えたいことため。

1日目、サブ・パーソナリティ(パーツ)は入れ子構造になっているということ。この考えは葛藤状況の解決、未完の仕事など多方面に応用できる。

2日目、グループカウンセリングに十分時間をかけ、ゴールが明確になっていくプロセスを体験できた。そして、それからつなげて、前世療法の最後まで一応体験した。

2日目、昨日の振り返り。カウンセリングでクライアントの成長レベルに応じた顕在意義よりも深いレベルまで掘り下げておくと、より深い前世療法が得られる。

セラピーを受けたクライアント自身の変化が当然あること。前世には、地球外生命体、始めから中間世に入る人、悪魔、神様など、想像を絶するものがある。しかし、それもパーツセラピーとして扱える。しかし、そのエネルギーに負けないこと。ヒプノでは扱えない対象もあることは覚えておくこと。

チームによるセラピー。カウンセリングの大事さを知った。カウンセリングで焦点化された問題を、中間世などで問いかけていく意味もあるし、前世にいろいろな場面で反映されていることが分かった。

クライアントとして、カウンセリング段階で自分の問題をミルトン流にたとえて表現してもらうことで、気づきがえられたし、それがセラピーの中に拡がりと深さをもっと結実している。素晴らしい前世を味わった。

3人の前世の重要な場面では、「(星の)爆発」「たつまき」「地すべり」といった自然災害だった。そこで大切なものを失い、新たな大切なことを学んでいったように思う。

個人的でもあり、日本におけるH23.3.11の震災といった、日本人全体に関わるテーマでもあると思った。だから単に「前世」ではなく、今日的、社会的、地球的(宇宙)テーマを扱える方法だと思った。

3日目、特にリレーカウンセリング&セラピー。ゴールを明確に、ペーシングなどを目標に、クライアント役の方の前世と現在のあり方に感動。

2人と3人のグループに分けてセラピーセッション。クライアントとして私の消極性、ひく態度がテーマ。武士として位の差によって遂げられなかった愛のストーリー。中間世での再開が素晴らしかった。

セラピストとして、人身売買の奴隷として心を殺して生きなければならなかったストーリー。やはり、中間世での統合、癒しは親子の愛情の温もりに出会うもので、心うたれた。あわせて、演出とはという課題を得た。

4日目、対照的な人格の前世。学ぶことが多かった。歴史的・遡及的な深さとは違った奥行きを感じられた。原理的な知恵がもたらされるな、と気付いた。

5日目、リレーセッション。クライアントとして、テーマ「失ってしる大切なもの(自然・家庭・愛情など)というパターン」、ロマンティシズム対現実主義。

出てきた前世の人格にロン(宇宙飛行士)、吾作(土地に根をはって一生を過ごした人格)→ゴウ、ケイ、ゴンの前世の人格と統合→生命の樹(幹は吾作の魂)→現在の自分へのメッセージ。
 
壊しては失うというパターンは、無になって気付くことをするためであったのだ。心の灯りは自分で点す。点せば明るくなる。外に求めるのではなく、素の自分に出会うためなのだ。

セラピストとして、カウンセリングでテーマを浮き彫りにする。導入の入り口を選ぶ→プランニング→導入、前世に入る→エネルギーを見ながら展開を見直し、予想し (対照的パーツ、これまでの前世の人格との統合をどこで関わるか)→セラピストは演出家、分析家、伴走者。コミッして体験できることを知った。

感動のストーリーが次々と続く、濃密な日々であった。この講座に参加してとてもよかった。

現世では体験できないこと、あるいは、ほどほどにしか体験していないことも、究極の人格、その人格と徹底的に向き合える。その結果、気付きも明確になる。心理療法の重要な方法となる。

対人援助職の方にお勧めしたいと思う。

現世の時空を超えた体験ができる。「前世・未来世療法」の醍醐味と、繊細さを体験できたと思います。

それだけに、基本となるラポール、カウンセリング(アセスメント、テーマの焦点化など)がますます重要だと思いました。

また、私たち受講生のレベルと成長を考えて、チャレンジの機会を絶えず与え続けていただいたことは、尊いことでした。

どうもありがとうございました。

(群馬県 50代 男性)

前世療法・未来世療法 専門講座 レベルII (5日間)【最上級】 受講生の体験談です。