自分自身で体験し、このセラピーのすごさがよく分かった

自分と向き合うことは怖いが、今回この講座を受けるということは、その準備ができたと信じている。

インナーチャイルドセラピーで、まずは自身が癒され、しっかりとセラピーの効果を体験したい。そして、その素晴らしさやプロセスを理解した上で、セラピストとしての学びを深めていきたい。

初日、非言語によるメッセージが、いかに強い暗示となり、幼児決断をさせているかにとても驚いた。私には「存在するな」が強く影響していると思った。今後、セラピーを受ける上での課題になると思った。

先生のデモを見て、このセラピーには大きな責任が伴うことを痛感した。また、ダイレクトに人を癒すものすごく効果的な方法であることを目の当たりにし、とても感動した。

2日目、初めての実習。セラピスト役としては、事前面談におけるポイントのつかみ方、また催眠誘導後の質問の仕方に戸惑いが多く、踏み込んだセッションができなかったことを反省。

クライアント役では、記憶の彼方にあると思っていた小学校3年時のいじめを受けた時のことがリアルに思い出されて、とにかく涙があふれてきた。

自分は悪くなかったのだ、と思っていても、あとで目覚めた後、やっぱりいじめられる側にも否があったのではという思いも浮かんできて、気持ちが大きく揺らぐ。つらいが、これがスタートで、自分と向き合う時が来たことを実感した。

3日目、対人関係のパターンをテーマに実習をしたが、昨日に続き、いじめを受けた時の光景が出てきた。涙はあふれてくるのに、声が出せない。

当時、自分の部屋で親や兄弟に気付かれないよう息を殺して布団の中で泣いていたことを思い出した。いずれ声をあげて泣ける時が来るのだろうかと思った。

まだ、感情を全て出し切ることは難しい。でも、昨日よりは少し進歩しているのかもしれない。

4日目、「感情の架け橋」を使ってのリレーセッションを行なったが、事前面談のヒアリングの不足、催眠誘導後も「何が起こったのか?」を聞き、細かく体験させるという一番基本の部分が、完全に欠落していて、セッションになっていなかった。

自分がクライアントとしてセラピーを体感する方に意識が傾き過ぎていて、セラピストとしての復習が不十分だったことを大いに反省。明日に生かしていきたい。

5日目、とてもつらい5日間だったというのが実感です。自分と向き合うのは大変な作業でしたが、色々な気付きがありました。特に禁止令の中の「存在するな」が大きなテーマであったことに気付けたことは、自分にとって大きな前進だったと思います。

インナーチャイルドセラピーをこの5日間で自身が体験したことで、このセラピーのすごさがよく分かりました。より一層、勉強に精進していきたいとという思いを強くしました。

内容的に重く、セラピストとしてもレベルの高い技術が求められるので、クライアント、セラピスト、双方の立場で授業の内容やセッションを振り返り、自分なりに消化するのは、短い時間では難しいと感じた。このため、例えば、毎週土曜日×5回とするなど、少し授業の間隔をあけても良いのではと思った。

一緒に時間を共有できた今回のメンバー、そしてお二人の先生に心から感謝です。ありがとうございました。

(東京都 30代 女性)

年齢退行・インナーチャイルド療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】 受講生の体験談です。