セラピーをすることが好きになってきたようです

受講生の皆さんのインナーチャイルドや人生に、たくさん寄り添い、感動する体験を得たいと楽しみにしています。

人が課題や人生に向き合い、癒し、乗り越えるということはどういうことなのか(どういうメカニズムになっているのか)、それを皆さんの実例を通して肌身で感じたいと思っています。

また、今の自分に出来ること(セラピストとして、クライアントとして)を見極めること、ずっと先を進んでおられる先生との違い、他の受講生との違い(強み、弱み)についても分析したいです。

1日目、導入としての日出美先生の自己開示が印象的でした。先生のことを、前よりも尊敬し好きになりました。受講生の皆さんのお話も大変興味深く、素直で純粋なメンバーとご一緒出来ることも有り難く感じました。

中でもデモンストレーションにおけるカウンセリングとセラピーからは、考えさせられることが多かったと思います。このような体験をした人が、どうしてこのように温かく素晴らしい女性になったのだろう。人の生きる力や可能性は、魅惑的なものだと感じます。

様々なテストで、自分に気付くこと、再発見することも楽しかったです。

2日目、場所を変えての2日目でしたが、苺大福が美味しかったこと、日出美先生と瑛彦先生のお弁当のお話が面白かったことが忘れられません。

セラピーでは、クライアントが連想しながら、どんどんお話を続けていくタイプの方で、カウンセリングやセラピーを機能させるために、話の方向性、セラピーの方向性を巧みに舵取りをする必要があり、骨が折れましたが、今向き合うべき過去に退行することは出来たように感じました。

この経験を通し、少し自信を得られたように思います。様々なタイプのクライアントに出会うことが、今とても必要なのだと感じています。得難い機会を得、とても充実した2日目でした。

3日目、エレベーターを使っての誘導、禁止令を使っての退行セラピーを行いました。

クライアントの家族関係、特に愛情を与えてくれていた人への聞き込み不足があり、セラピーの途中、困ってしまう場面がありました。先生の介入と、その後のセラピーの運び方がとても興味深く、クライアントが感情を表出し癒されていく姿が大変感動的で、良い場に立ち合わせて頂いたと嬉しかったです。

自分なりの言葉で、クライアントの心に呼びかけることが出来始めていることが、今日の成果です。

4日目、「感情の架け橋」を使いセラピーをするという実習をしました。セラピストとしては、どうしたらクライアントが感情を吐き出し、統合に向かえるだろう、ということを限られた時間で懸命に考え、諦めずに踏み込んでいく姿勢が出来つつあると思います。

クライアントの人生に寄り添うことに、昨日よりも今日、更に喜びを感じている自分に気付きました。セラピーをすることが好きになってきたようです。子供時代の役割、エゴグラム等も、とても興味深かったです。

5日目の最終日は、人生を映画に見立ててのセラピーをしました。一人の人の人生は、まさに映画のように山あり谷ありで、セラピストでありながら、思わず涙ぐんでしまう瞬間がありました。(本当はいけないですけど・・・)

今回参加させて頂いて、皆さんと知り合えたこと、人生に立ち合わせていただいたこと、先生から言葉や姿で教えて頂いたこと、一つ一つが大切な宝物です。

本当にありがとうございました。

セラピストとしての実践は、常に緊張感を伴いますが、得る気付きや、終わった後の充実感は得難い喜びです。安心して失敗出来るこの場を、もっと体験したいと強く思います。

先生がご自分をさらけ出しての実例やデモンストレーションをして下さることが、感情やラポール、受講生のやる気を引き出すこと、受講生同士も自分の真の姿に向かい合うことにつながっていると思います。心から感謝しています。

人の心の中に住んでいる子供は、なんて純粋で傷つきやすいんだろう、ということを知ること、体験することがより人を深く愛することにつながると思いました。

誰でも子供だったことがあり、純粋なあまり傷ついたことがあると理解出来ると、どの人にも共感し、許せる余地があると思えました。

セラピストを目指す人、自分の心と向き合いたい人は全員、この講座を受けて欲しいと思います。

瑛彦先生のお話も、もっと聞きたいと思いました。講師の先生同士の考え方の違い、セラピーの取り組み方の違い(対応の違い)等がもしあるなら、それを知ることが、考えを煮詰める参考になると思うからです。

(日出美先生のお話が短くなってしまうのは大変もったいないので、講座時間を延ばして頂いて、瑛彦先生のお話を聞く時間を入れて頂けたらと。)

(群馬県 40代 女性)

年齢退行・インナーチャイルド療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】 受講生の体験談です。