ヒプノセラピーとは?
ヒプノセラピー(催眠療法)とは、クライアントの心の深層部にアクセスすることによって様々な心の問題や悩みの改善を図るものです。
また、人生の使命や意味を知ること、潜在能力の開発、自己探求にも有効とされている心理療法の一環です。
顕在意識と潜在意識
人間の心は10%の顕在意識(表面意識)と90%の潜在意識(無意識)で構成されていると言われています。
つまり、わたし達が意識して日常使っている心の部分は全体のわずか10分の1に過ぎないということです。
しかし、残りの90%を占めるパワーの方が圧倒的に強く、行動や選択に大きな影響を及ぼしているのです。
潜在意識は現実と想像、過去と現在また未来、善と悪などを判断しません。
そのうえ、これまで生きてきた間に見たこと、聞いたこと、話したこと、感じたことなど全てを記憶しているのです。
ポジティブな経験もネガティブな経験も全て潜在意識に保管されています。
幼児期の虐待やいじめなどがトラウマとなり大人になっても心に大きく影響しているケースは大変多いものです。
潜在意識に保管された記録がどういう人間であるかを根底で決定させているとも言えるのです。
そこで、顕在意識と潜在意識を特定のテクニックを用いて融合させ、意識の変容状態をつくり出し様々な問題の改善を図るのがヒプノセラピー(催眠療法)です。
催眠状態で潜在意識にアクセスすることによって恐怖症や習慣、癖の改善、また潜在能力の開発、人生の意義や目的を知ることが可能になります。
自分自身の内面と対峙することによって、今まで抱えてきた問題の原因や理由に気づいたり、新たな自分と出会うことになるのです。
自分の中の小さな傷ついた子供や隠れたもう一人の自分、または別の時代に違う国で、今生とは別の性で生きたもう一つの人生をみつけることができるかもしれません。
ヒプノセラピーの効用
ヒプノセラピーは次のような効用があるとされています。
- 自己の探求(人生の使命、目的に気づく)
- 自己実現(理想の自分像に近づく)
- トラウマの解消
- 対人関係の改善(親子、夫婦、恋人、友人、職場での人間関係など)
- 恐怖症、パニック症、あがり症、どもり、不眠症の改善
- 潜在能力の向上(スポーツ、集中力、学習)
- 悪習慣、悪癖の解消(禁煙、禁酒、ダイエット、過食、摂食障害、つめかみなど)