「催眠ってどんなものだと思われますか?」
と聞くと、
「催眠ってなんだか怖い・・」
「催眠にかけられると記憶がなくなるのでは・・・」
「鳥にされたり、ゴリラにされたりして皆に笑われるかも・・・」
というようなイメージをお持ちの方がひじょうに多いようです。
当然ですよね。私たちが知っている催眠は、ほとんどがテレビ番組などの催眠ショーなのですから。
しかし催眠ショーと催眠療法は全く違います。
実際には、
催眠に入っても、意識を失うことはありません。
催眠に入っても、記憶をなくすこともありません。
催眠に入っても、意に反することをさせられる心配もありません。
では、テレビで見たあの催眠にかかっている人たちはどうしてあのような行動をとったのでしょうか?
催眠状態に入ることのメリットについてお話しします。
「催眠って怖いもの・・・?」 でも、お話ししたように催眠状態に入っても意識を失うことはなく、やりたくないことはしませんし、話したくないことは話しません。
常にコントロールしているのはあなた自身です。
では、催眠に入ることにどんな意味があるのでしょうか?
催眠状態になると、人間の心は顕在意識に代わって潜在意識が優勢に働くようになります。
さて、では、顕在意識と潜在意識とは何でしょう?
私たち人間の心は、顕在意識と潜在意識とよばれる部分で構成されています。
顕在意識は、一般に表面意識などと言われています。
潜在意識は無意識などと言われています。
顕在意識は考えたり、判断したり、選択したり、分析したりしています。
つまり私たちが気づいている部分です。気づいていることが顕在意識の働きの特徴です。
それに対して、潜在意識は感覚や記憶、想像力、直感などを司っています。
そして驚くべきことに、顕在意識は私たちの心の約10パーセントにしか過ぎず、残りの約90パーセントは潜在意識であると言われています。
「催眠のメリットとは?」でお話ししたように、潜在意識は私たちの心のほとんどの部分を占有しています。
そして私たちが覚醒して起きている時は、顕在意識が優勢に働いています。
催眠とは覚醒しながら人為的に潜在意識を優勢にすることです。
こういうと難しく聞こえるかもしれませんが、実は私たちは平均して1日に12回程度、催眠に入っていると言われています。
例えば、電車に乗ってぼうっと昔のことや将来のことを思い出したり、夢想したりしている時は軽いトランス状態です。
また面白い本や映画に夢中になっていて、誰かに話しかけられても気づかない時がありますよね。そんな時も同じです。
それから夜、眠りにつく直前と朝、目覚めてまだ夢を覚えているような状態は特に深い催眠状態とひじょうに似た状態になっています。
ですから私たちは少なくとも1日に2度、深い催眠状態を経験しているともいえます。
この状態の時は顕在意識よりも潜在意識の方が優勢になっています。
誰でも日常的に体験していることなのです。とても簡単です。この状態を上手に使い、あなたが望む幸せな人生を送ることができます。
そのためには、潜在意識の性質をもう少し理解しておくとよいですね。