スクール名の由来

当スクール名である『インナーアクセス』は、インナー[inner](心の中へ、心の奥深くへ、潜在意識へ、という意味合い)とアクセス[access] (接近する、繋がるという意味合い)という二つの単語の組み合わせです。つまり、心の奥深くに入り、潜在意識に繋がるという意味になります。

当スクールの理念は、「人の心に寄り添うヒプノセラピスト」の養成です。人の心の奥深くに入り、潜在意識に繋がることによって、はじめての心に寄り添えるのです。

しかし、人の心の中に入り潜在意識に繋がるといっても、決して心に立ち入ることではありません。そして、もちろん心を操ることでもありません。

むしろ、それは心というものを尊重し、心が本来もっている自由をとり戻せるようにお手伝いするためにその人の経験や感性に共感することなのです。

共感する力を育むには?

では、共感する力とはどのように育まれるものなのでしょうか?

わたし達はそれぞれ自分の人生を歩みます。当然、自分の人生で経験したものに対するさまざまな感想や価値観は自分のものですからわかりますし、納得できます。

しかし、それは自分だけの人生であって他の人の人生ではありません。自分とは違う人生を送っている自分以外の人の経験や感性や価値観を感知することは難しいことです。

しかし、想像することはできます。相手の立場になって考えてみることは可能です。そのためには日ごろから想像力を養うことが必要となってきます。

とはいっても、勝手に自分本位な妄想をするということではありません。相手がおかれている環境や心情を客観的にみられるような訓練をすることが大切なのです。

難しいことですが、たくさんの人達の人生を知る方法はいろいろあります。

例えば、一冊の本からでも少なくとも作者を含めて一人以上の人の人生を垣間見ることができます。一つの映画からでもたくさんの人生を知ることはできます。絵画でも音楽でもそれは同じです。テレビのドキュメンタリー番組などからでもたくさんの人間の人生を知ることができます。

あなたの意識の向け方次第で、芸術や情報からたくさんの人生が学べることもあるのです。そうして、自分の感性を磨いていくことによって共感する力を養っていくこともできます。

あなた自身が本来持つ豊かさに気付くと・・・

そのようにして自分の内面に蓄積したものを見つめることや利用していくこともヒプノセラピストとしては必要なことでしょう。

つまり、クライアントだけではなく、ヒプノセラピスト自身の内面にアクセスできるということも大切なことなのです。そして、それは自分自身を見つめなおすことになるかもしれせん。

そのような体験を重ねるごとに、あなた自身が持つ本来の豊かさにもっと気づいていくことでしょう。それによって、ヒプノセラピストは、クライアントと接する際に、相手の心を尊重できるようになるのです。

クライアントの心を尊重し、その人の経験や感性に共感できる「人の心に寄り添うヒプノセラピスト」を一人でも多く増やしたい! 「インナーアクセスヒプノセラピースクール」の名前の由来には、そんな想いが詰まっています。