パーツセラピー 特別講座(5日間)【上級】
【2021年9月開催】2021年9月17-20、23日開催
【2022年7-8月開催】2022年7月23-24、8月19-21日開催
ヒプノセラピー・マスター講座で学んだヒプノセラピーの実践的な知識と技術をもとに、さらにヒプノセラピー(催眠療法)についての専門的な知識とテクニック、中でも特にパーツ・セラピー(副人格療法)を中心に学びます。
ご参加いただきたい方
- 当スクールのヒプノセラピー・マスター講座 を修了し、さらにヒプノセラピーを専門的に学びたい方
- 国際催眠連盟(IHF)認定の"Master Hypnotist"資格を有する方
(精神科、心療内科などの治療を受けている方、完治されていない方のご受講はご遠慮ください。)
講座レベル
- 上級
講座の内容
当スクール代表の中野日出美が独自に開発した【中野式】パーツセラピーを基礎から学びます。
人の心の中には、前世の人格や、子どもの頃の人格など複数のパーツ(副人格)がいます。
前世の人格や子どもだけではなく、様々な感情や感覚、あるいは身体の部位と、催眠下で、会話をすることができます。
この手法は、応用範囲がとても広く、柔軟に組み合わせることにより、クライアントさんが抱える様々な問題を解決する支援ができるようになります。
予定カリキュラム
- カウンセリング技術
- イメージを喚起させるトレーニング
- 自分を知るためのワーク
- パーツ・セラピー
- ゲシュタルト・ヒプノセラピー
- サブパーソナリティ・ワーク
- 親からの呪縛を解く
- 罪悪感とのワーク
- 自分自身を愛する
- 実技演習
- その他
講師
・公認心理師(心理職の国家資格)
・国際催眠連盟(IHF)認定マスター・インストラクター(日本初)
・米国催眠療法協会(ABH)認定マスター・インストラクター
・米国催眠士協会(NGH)認定インストラクター
・国際セラピートレーニング協会(ITTO)認定マスター・トレーナー(日本初)
・米国催眠士協会(NGH)認定ヒプノセラピスト
・国際催眠連盟(IHF)認定ヒプノティスト
・米国催眠療法協会(ABH)認定ヒプノセラピスト
・国際セラピートレーニング協会(ITTO)認定クリニカルヒプノティスト
・日本心理学会 認定心理士
・米国NLP(TM)協会認定トレーナー
・NPO法人日本心理コミュニケーション協会 教授
・国際交流分析協会 正会員
・日本交流分析学会 正会員
受講生の体験談
パーツセラピーにはいろんな活用の仕方、掘り下げ方がある
パーツセラピーを中心に学ぶ今回の講座は、始め興味深く面白い手法だなと思っていたパーツセラピーに苦手意識が出ていた頃なので、自分があらためて向き合える よい機会になると思っています。
またパーツセラピーのワークを、その時その時で柔軟に対応できるように目指したいです。
1日目、久々に会う見憶えのある顔と、初めてお会いする顔とが混じった講座初日。それぞれ近況報告を含めて自己紹介をしましたが、皆さんそれぞれがいろいろな変化や変容、気づきや想いを持って永田町のスクールに集まっていました。
私は相変わらず緊張していました!が、皆さんの元気そうな笑顔に会えて嬉しいです。
「イメージを喚起させるトレーニング」の1つでは2人組に組んで、1人の人に本の裏表紙を1分間観察してもらい、その後で裏表紙には何があったのか説明しました。
自分がやった時には、憶えなきゃ!と思っているところよりも何となく眺めて視線が通り過ぎただけのような箇所のほうが正確に記憶している傾向があるのは興味深いです。
また、わたしは絵柄のデザイン・大きさ・色・位置等を記憶していて、値段等の文字情報は少しも憶えていなかったのですが、一緒に組んだ人は文字情報も含めてしっかりと記憶していました。言語化能力が素晴らしく、いろんな目線や豊かな感性を持っている女性なので、あぁ彼女らしいなぁと思いました。
「ディソシエートして自分を知る」ワークは自分を客観的に見るためのもの。これも2人組になってやりました。催眠に入ってもらい、自分から抜け出て、"抜け出た自分から見える自分"の欠点・長所全て含めて客観的に見ていきます。
自分から抜け出て自分を見るのは意外に難しく、客観的に見た自分像は話せるのですが、抜け出たり戻ったりで、「この人は」と「私は」の両方の意識や感覚が残っていました。
一緒に組んだ方も初めてパーツセラピーを学ぶとは思えないぐらい、上手に入っていて真上から自分を見て話してくれました。
パーツセラピーをする際に、よりポジションをチェンジし易くなる練習としても効果的なワークだと思います。
2日目、「2つのイメージ」では、2つのイメージを比べるワークを、ちょっとしたゲーム感覚でやらせてもらいました。でも、思った以上に深いワークでした。
セラピストさんからもらったテーマは「2匹の動物」、これはとても印象深いワークでした。まず、1匹目は真っ黒な猫、家の中のことを知り尽くしている飼い猫。そしてもう1匹は羊飼いに飼われているシェパード。シェパードは飼い主と一緒に、草原に放牧された羊の群れについて仕事をしていました。
家の中を我がもの顔で動いている様子や堂々とした猫の気持ちを感じる一方、のびのび駆け回り飼い主や羊と一緒にそこにいられるシェパードの躍動感や心地よさも感じます。
対照的なキャラクターですが、どちらも自分。解催眠後、シェパードは将来こうしていきたいという自分像なのかな?と思ったのですが、今は(うまく言い表せないのですが)わたしの本質のパートかもしれないと、そして黒い猫もやはり本質に属している部分ではないかと思っています。
このワークは、クライアントがなかなか本質的な悩みに気づいていない場合に短時間で有効に使え、ワークによって出てくる葛藤を潜在/顕在意識レベルで解決できる可能性があるので、普段の生活の中でも、いろんな人に使ってみたいなと思いました。
「課題イメージ」は、2つの違う椅子を用意し、それぞれに人物を座らせ、そこでやりとりをさせるワーク。
私がクライアントの時には小さい頃の私と、キャリアウーマン風のきびきびした女性が座りました。かみ合わない、お互いにわかり得ないようなやりとり。女性は叱責に近い語気になり、小さい頃の私はうまく表現できないもどかしさで泣いていました。ひと言でいうと、"それぞれのジレンマ"という印象。
でも実はキャリアウーマン風の女性も私のパートの一部でした。ちょうどその時期に個人的に抱えていた悩みの象徴として現れた2人のイメージだったことは興味深いです。
その都度で違った人物イメージが出てくるということは、このワークを行うことでその時の自分の深いところにある課題や悩みと向き合い、そして客観的に見つめることができるだろうなと思います。
「身体イメージ」では、怒り・愛・罪悪感・羞恥といった感情を身体のどの部分に感じるか?というところからワークをしました。またクライアントの感情や感覚に触れるので、とても深いワークでした。
1つの感情が主役となり、それを身体の一部に置き換えそこにフォーカスするので、感情も感覚もストレートに出てくるように感じます。どんな感情であっても涙が出てくるし胸が熱くなる・・・セラピスト、クライアントどちらでもそれを感じました。
それと、セッションのやりとりをしながらより具体的に噛み砕こうとしている自分を意識することができて、NLPで学んだことが活かされているのかもしれないという可能性に気づくこともできました。
3日目、「深層イメージ」では『自分の親が部屋に入ってくる、その部屋で自分がベッドの上で死んでいるのを見つける』といった衝撃的な場面をイメージするのですが、そのイメージで、わたしは高学年ぐらい(5年生?)で以前住んでいた家の自分の部屋のベッドに寝ていました。
母はわたしが死んでいるのを見つけて父に連絡を入れ、そして私の両腕を交互にさすっていました。もう生き返ることはないのになぜか血が流れやすくなるように(=生き返るように?)さすってくれていました。
その時の私の感情は「無」かなぁと思ったのですが、ワークのあとの先生の説明を聴いて気が付きました。私は死んだはずだから「無」になろうとしていたけれど、そうではなく「ほら、こんな風に死んだよ」という、復讐に近い気持ちが深いところにあったこと・・・。
それでも腕をさすってくれている母を見て、彼女の気持ちと子どもに先に死なれる親の気持ちの両方が心に響いて震え、涙が出ました。
「罪悪感とのワーク」は、自分の弱い部分、嫌いな部分、恥ずかしい部分や許せない部分を認め、受入れ、それらの部分とどう付き合っていくのかを顕在意識、潜在意識両面で認識し統合するワーク。
まずはデモセッションを見せて頂きました。毎回デモセッションを見て思うのは、この場で自分と向き合おうとしていることの素晴らしさと、自分の課題を私たちとシェアしてもらえることへの感謝です。
それでも終わったあとのシェアタイムでは、言葉がすぐには思い浮かびませんでした。母として人間としてセラピストとして、さまざまな立場から見させてもらったデモセッション。
さまざまな側面(パート)が1人の中に存在するという前提でのことですが、場合によっては善だ悪だと極端な意見を交わすかもしれないし、自分を責める気持ちが強いと徹底的に罰してもらいたいと自ら願うかもしれない・・・
どんな展開になっても、セラピスト側はゴールの設定を明確にし、クライアントさんの言葉をできるだけ咀嚼しクライアントさん自身に気づきやリフレーミングをもたらすことができるようにしていく必要があります。
そうしないと、表面的な法廷ドラマを1人芝居で演じるだけで終わってしまうかも・・・と、このワークの素晴らしさと同じ位に緊張を感じました。そして学んだNLPを少しでも活かせればいいなぁとも思いました。
4日目、前日にデモで見せてもらった「罪悪感とのワーク」を実際にやりました。始めはセラピスト役。彼女を何とかしてあげたいと思うあまり感情を移入し過ぎていた感もあり、それは反省や課題として残りました。
でも、どうしても抜け出せない罪悪の想いに彼女と一緒に向き合うことができたので、心から感謝であり嬉しくもあります。
ラポールが十分にとれている人と組んだこともあって、全体の印象としてはスキルの部分よりも心を使っていたワークだったかもしれません。
パーツセラピーを使ったインナーチャイルド療法といった印象です。でも、昨日心がけようと思ったNLP手法の活用はもっともっとできるかなと思います。
私がクライアントの時にはカウンセリングで迷走してしまいました。質問をはぐらかしたり何を表現したいのかわからなくなってしまい、セラピストさんには迷惑をかけてしまいました。
でも、結局行き着くのは母親との関係。以前のインナーチャイルドの講座で十分解決したのだろうと思っていたのに、1度表出した感情だけではなく別のところでひっそりと様子を伺っていたインナーチャイルドが出てきたようで、それ自体が驚きでした。セラピストさんにはずっと寄り添ってくれていて、本当に感謝しています。
講座の後半時期、なぜか気持ちが上がらず重たく感じていたのは、あちこちで行うワークに必ず母親が出てきたからだと思います。そしてこのワークでも、母親と向き合わざるを得ない自分がいました。
「3人のメンターからの助言」は、今の悩みや問題・課題に3人の助言者をチョイスし、それぞれの立場で助言してもらうワーク。罪悪感のワークのあとだったので、軽く楽しくやりました。
同じパーツセラピーなのに重量感が違うなとあらためて思います。それと同時に、どのパーツセラピーも、使い方や掘り下げ片によっては深いワークにもなるし浅くまとめることもできる、でもどちらにしてもしっかりと気づきをもたらせてくれることをあらためて感じました。
5日目、「親からの呪縛を解く」は、今回の講座の中で一番、セラピストとして課題が残ったワークでした。
催眠誘導後 クライアントさんがイメージした場面は、事前に話しに出ていた場面より時間が進んでいたのに、そこから前に戻すことなくワークを進めてしまいました。
そのために、当時の感情も時間とともにズレてしまい、クライアントさんが本来言いたい言葉や感情を十分に引き出せていないという初歩的な反省が残りました。申し訳ない気持ちでいっぱい。
わたしがクライアント役の時には、母親から何度も繰り返し出ていた言葉を聴く場面に入っていきました。やはり5年生の自分(前のワークで、自分が死んだ場面でも5年生でした)。
居心地の悪さ、違和感、自分の中での反抗心からくるもやもや感やイライラ感の感覚も出てきました。もっと簡単に終わるだろうと思っていたワークが、結局インナーチャイルドセラピーになり、あの時には言えなかった言葉と想いを母親に出していました。
「自分自身を愛する」も深いワークでした。セラピスト役では心に寄り添い、でもクライアントさんの感情に引っ張られることのないように、そして彼女が少しでも、1つでも多く言葉にできるように聴いていこうと思いながら傍にいるしかないと思いました。
展開がどうなっていくのか読めない部分はあるものの、ラポールが十分にとれている相手。自問自答しながら答えを必死に探そうとする、何か持ち帰るものを得ようとする彼女を素晴らしいと思います。
わたしがクライアント役の時は、自分は愛されていたし今も愛されているな・・・と心から思えるほど幸せな気持ちになりながらワークをさせてもらいました。
セラピスト役の方が上手で、満たされている感じを十分に味わうことができました。登場した2人の存在の大きさにあらためて気づいたし、彼らのような愛し方を自分は他者にできるだろうか?と自問自答したくなります。そして当時のわたしが自己中心的でいかに大きな愛に気づいていなかったかを感じました。
今回いくつかのワークがきっかけでインナーチャイルド療法になり、そこでは当時の自分が言えなかった言葉や感情を出してきました。
そして「自分自身を愛するワーク」をしてもらったことで、愛されていたことを実感し思い出し 受入れて、次には自分がどのように愛していけるかを肯定的に考えられるような自信への糸口を見出せた感じがします。
全体を通して、前半の講座はパーツセラピーを楽しむようなゲーム感覚があり、楽しい楽しい♪と受けていましたが、後半ではワークを重ねる毎に扉をどんどん開けていくように感情や感覚を表出してきました。
パーツセラピーのパターンを学びながらインナーチャイルドを癒やしてもらい、多くのことを得て学ぶことができたと思います。
今回学んだパーツセラピーは、同じワークでも深いセラピーになるかもしれないし、浅く簡潔にまとまるので、実習中もどこまで深く聞いていけばいいのか、あるいはシステマティックに捉われるとあっさり終わるような感じもし、その辺りでの入り際や引き際の迷いがありました。
でもそれだけ幅を感じるということは、実際に使う際にいろんな活用の仕方、掘り下げ方があるのだということでもあります。
終わってみての記憶や感覚がクライアント寄りで、セラピスト側としての咀嚼がまだ十分ではないのかなと思っています。システマティックにやるためには、それぞれの質問や誘導の意図や目的を知る必要があることも実感、ただそのためにも自分がクライアント役として体感したことを十分に味わって心に刻んでおくことも大切なのかなとも考えたいです。
あとは今後、これらのパーツセラピーをセッションの中でどのように活用していけるのか、実践の中で習得していきたいです。
実習を組んでやる際、各組で終わり時間にバラつきがありました。その分、早く終わって待つ間に組んだ相手の方とのフィードバックがより密にできたような気がします。
5日間お世話になりました、ありがとうございました。
(東京都 40代 女性)
パーツセラピーは思っていた以上にダイレクトに深く切り込める
自分自身の統合と、パーツセラピーを実践で臨機応変に取り入れられるようにしたい思い、受講しました。
1日目、久しぶりのイメージ練習が心地よかった。自分自身を外から見るワークは、カウンセリングなどにも応用できるのではと思った。
2日目、遊び感覚で取り入れられるワークは多くの人に入りやすいし、けれどもしっかり気付きがあるので様々な場面で取り入れられると思った。
自分でもやりやすいと思うので、復習しながら実践して使いこなせるようにしたい。
グループ療法はヒプノを広めるうえでもとても役立つと思うし、それぞれのラポールも深まると思った。様々なものを学びたいと思った。
3日目、今までとちょっと違ったワークで少し戸惑ったものもあったが、様々なものがあることを改めて知り、柔軟性の大切さ、そしてどんな角度からもできることが実感できた。
4日目、法廷のワークでは、言葉が難しくなり言語力の重要性を改めて実感した。メンターのワークでは、今までの時間の大切さを感じ、そこにいた人々への感謝など、たくさんの忘れていたものを思い出し、短時間で多くの予想外の気付きををも感じた。自分を否定することを美徳としている自分に気付いた。
5日目、セラピストとしては問題点だらけの5日間だったが、自分自身には少し近づけた気がする5日間で、セラピスト役として大きく問題としていたことへの根にも近づいた講座だった。
課題が多く浮き彫りになったことを無駄にせず、進んでいきたいと思う。
パーツセラピーは思っていた以上にダイレクトに深く切り込めるうえ、応用性がすごくあると思うので学びつづけていきたいと思います。
セッションをするには必須と言えると思うので、インナーチャイルドや前世を学ぶ人はぜひ受けるべきだと思う。
(北海道 30代 女性)
開催日
2021年9月開催(受付中)
2021年9月17日(金) 13:00~20:00
2021年9月18日(土) 13:00~20:00
2021年9月19日(日) 13:00~20:00
2021年9月20日(月・祝) 13:00~20:00
2021年9月23日(木・祝) 13:00~20:00
2022年7-8月開催(受付中)
2022年7月23日(土)13:00~20:00
2022年7月24日(日)13:00~20:00
2022年8月19日(金)13:00~20:00
2022年8月20日(土)13:00~20:00
2022年8月21日(日)13:00~20:00
実習の進み具合により、終了時刻が伸びる場合があります。
予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
開催方法
zoomオンラインにて開催
自宅から安心してご受講いただけます。
定員
先着12名様限定(最小開催人数:3名)
お1人お1人にきめ細かいケアをさせていただくため、この人数で受付を終了いたします。
ご希望の方は、お席があるうちに、今すぐ、お申込ください!
受講料
220,000円(税込)
再受講の場合、110,000円(税込)
お支払方法
銀行振込(前払)
お申込み後7日以内に、こちらからご案内を差し上げる銀行口座へ受講料のお振込をお願いいたします。お振込がない場合は、キャンセル扱いとさせて頂く場合がございます。
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