ここからは、この前世での日常を聞いています。
「ご飯を食べる時は、外で食べます。家の前あたりで食べます。家に入るのは寝る時だけです。家は10戸くらい建っています。
ここは、森の中のようです。森の奥に少し開けた土地があって、そこは粘土質のような地面です。そこに10戸くらいの家をそれぞれの家族が建てて、暮らしています。
食べ物を盛るための器などもここで作っています。土をこねて、焼いて作ります。
・ ・・・・いま、男の人たちが帰ってきました」
「男の人たちはどこから帰ってきたの?」
「狩りです。サバンナのような場所で動物を狩ってくるのです。その動物をみんなでかついで帰ってきました」
「あなたはどんな気持ち?」
「嬉しいです。やった!という気持ちです。成功です」
「その動物の肉は食べるのですね?」
「はい。でも食べるだけではなく、すべて使います。肉はすみからすみまで全部食べますが、毛皮はかぶったり、衣服にしたりします。
動物の骨はテント(家?)の骨格部になります。角は楽器とか武器になります」