ヒプノセラピストとして1,800件以上セッションを重ねてきたヒプノセラピー(催眠療法)の現場での体験を、インナーアクセスヒプノセラピースクール代表の中野日出美が語る前世療法体験談です。
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愛は減るものではありません。
愛はどんどん増え続けるものだと思います。
そしてまずは愛をもらうのではなく、与えることを優先したいと思います。
雌熊、チビ、サリー、ミルちゃん、ぴいちゃん、ポポちゃん、ピプノ、みんな私の大切なかけがえのない永遠の存在です。
あなたたちとの約束は必ず守ります。
そして、私もあなたたちと同じように、最期の瞬間まで精いっぱい生きることを約束します。
そのあと、あの楽園に駆けつけますね。
今回、この「セラピストの前世」を、メルマガで読んでいただいているあなたと、そしてあなたの大切な存在たちに贈ります。
どうぞ、あなたとあなたの大切な存在、そしてあなたの今生でこれからめぐり合う大切な存在たちの心と人生が温かい愛でいつも満たされていますように。
心からの感謝と愛を込めて
中野日出美
私はたくさんの犬や猫を、わが子として愛していますが、彼らを愛したのは決してソウルメイトだからではなく、長い時間を共有し、お互いに心と心を深い部分で通い合わせたからです。
だから、何度生まれ変わっても、また家族になりたいと思っているのです。
前世での雌熊と少女であった私との関係もそうです。もしかすると雌熊とはこの前世以前からの長い絆があったのかもしれませんが、お互いにそんな理由ではなく情を通わせ合ったのです。
こんな風に考えると、まるで鶏と卵のようだなと思います。
もしかすると、前世からのつながりがあるようなソウルメイトに明日、会うかもしれないし、全く前世では会ったことがない初めての魂でも共に情を交し合えば、また生まれ変わっても、同じ時間を共有したいと思うソウルメイトになるのだということです。
深く温かい愛情を交し合えるような存在は、多い方がいいに決まっています。
それは、今回の人生においても、魂レベルのたくさんの人生においても。
たくさんの存在を愛し、そしてたくさんの存在に愛されたいと今、強く感じます。
なぜなら、そんな人生は、そんな魂は、とても温かく満たされているからです。
だから愛をけちったり、お預けをしたり、奪ったりするのではく、惜しみなく愛をたくさんの人や動物、自然に注ぎたいと心から思います。
私は、セラピストとして、多くの人を前世誘導して来ました。
そして、多くの人たちがソウルメイトを前世で見つけた体験を、共有させていただきました。
私自身も今生の家族とは、前世で何度か一緒だったのを思い出しました。
しかし、今回のように、動物がソウルメイトだったことに気づいたのは、これが初めの経験でした。
時としては、人間の人生の表舞台には取り上げられない動物たちですが、実際には、このように何度も生まれ変わって、私たちの元に戻って来てくれているようです。
この前世体験をしてから、私は、必ず息を引き取る前の愛犬や愛猫たちに「私の家族になってくれて、どうもありがとう。じゅうぶんなことをしてあげられなくてごめんね。でも、誰よりも、あなたを愛しているよ。また必ず会おうね。待っているよ」と囁くようにしています。
また、私がこの前世を見るまで、雌熊の魂のことに気づかなかったように、もしかすると、私が飼ったサリーや、チビ以外の他の犬や猫たちも、前世で何らかのかかわりがあった子たちかもしれない、と考えるようになりました。
さらには、もしサリーやチビ、また他の犬や猫たちが、前世で関わりのなかった子たちであっても、今、私は「何度生まれ変わっても、また、彼らと家族になりたい」と強く望んでいます。
私は、この前世で本当に、様々なことに気づいたのです。
私が今生で、何かに駆り立てられるかのように、動物たちのために何かをしたい、動物たちを苦痛から救いたい、と感じたのは、この前世で、動物たちと深いつながりを持ったからでした。
ジャングルの中に捨てられた私を受け入れてくれた動物たち、そして、命がけで私を育ててくれた雌熊に、私はなんの恩返しも出来ていませんでした。
そして、そのジャングルの中では人間である私は、弱くはかない生き物でした。他の動物たちにとっては、足手まといのような存在だったのです。
しかし、次に生まれ変わったら、今度は人間という立場や能力を、最大限に活かして、動物たちの苦痛を少しでも緩和したり、守ったり、動物の尊厳を1人でも多くの人に知らせる。
そんな強い思いと使命を持って、この世に再び生まれてきたのだということを、この前世療法によって思い出したのです。
私たち人間は、今生での家族や恋人など、深いつながりがある人たちと、共に過ごした前世を、共有していることがあります。
今生での母親が、前世では娘であったり、今生での恋人が、前世では父親であったりと、立場や役割は変わりますが、近しい魂たちは、そのように何度も人生を共有していることが多いものです。
そして、そんな彼らのことを、ソウルメイトと呼びます。
そして、このジャングルでの前世で、私を育ててくれたあの雌熊と出会った二度目は、私が大人になって2人の子供の母親になってから、初めて飼った犬のサリーです。
ゴールデンレトリバーのサリーは、兄弟の中で最も小さな雌犬で、体も弱く、いつもご飯を、兄弟や大きな犬たちに横取りされていた売れ残りの仔犬でした。
ブリーダーさんのところで、サリーを一目見た私は、この子が自分の子どもであることを、すぐさま確信しました。
サリーは、その後12歳になる直前まで、私を守り続けて、亡くなりました。
そのサリーとチビが同じ魂であることを、私は知っていました。サリーはチビの生まれ変わりだと、私の潜在意識はわかっていたのです。
しかし、まさかチビが、あの雌熊の生まれ変わりだ、とは思ってもみなかったので、本当に驚きました。
雌熊は私を心配し、何度も生まれ変わって、私を守り続けてくれていたのです。
雌熊のあまりにも大きな愛に私の心は圧倒されました。
私は、「チビ、サリー、雌熊、ありがとう・・・気づかずにごめんね・・・本当に、本当にありがとう・・・ずっとずっと大好きだよ・・・また必ず会おうね」と呟いていました。