「あなたは今、何歳ですか?」
「私は4歳。私はローランナ。うちはドーム状のおうち。石でできている。涼しくて見た目よりも中は天井が高い・・・じゅうたんが敷いてある。座る生活。
あっ・・・お母さんもいる・・・お母さんは機織りをしている・・・お母さんはみんなとおんなじ髪の色をしている。お母さんは現地の血が入っているみたい・・・
おばあちゃんもいる・・・おばあちゃんも機織りをしている・・・おばあちゃんの髪の色は白。肌は黒い。おばあちゃんもお母さんも長い黒髪を1本の長い三つ編みにして後ろに垂らしている」
「あなたはローランナという名前なのですね。では、ローランナ、誰か家族の人のことで話したいことはない?」
「・・・私はおばあちゃんが大好き。おばあちゃんは、いつもいろいろなことを教えてくれる。人生の教訓みたいなもの・・・
『人は自分でやったことは、全部自分に返ってくるのだから、良い行いをしなさい』と言っている。ここでは老人はとても重宝されているの。老人はとても賢いから」