前回のプラクティショナーで、なんとなくNLPとはどういうものかがわかったので、より深く、しかも実践としてNLPを使えるようになりたいと思い、参加します。
ヒプノセラピーのツールとして使えるものを1つでも得たい。
1日目、メタプログラムを学んで、自分というものを、具体的に分析する目安として、とても興味深かったです。
今まで気付かなかった自分を動かしている思考のパターンに驚きました。他者との違いを漠然と感じている時、具体的にどう違うのか、わかりやすいと思います。
スペースを使ったチェイニング・アンカーの実習では、体と場所を使ったアンカリングを学びました。
望むゴールが現状とかけ離れているときに、到達するには、どのような段階をふまえていったらいいかを、明確にしていくことができます。
そして、遠かったゴールが近くに感じ、できそうな気がしてきました。
2日目、ディズニー・ストラテジーでは、ポジションチェンジを利用した夢を現実のものへと変えていくスキルを学びました。
なんとなくこうなったらいいかなあ・・・と思っているだけでは、かないそうもない夢が、若干規模を縮小したものの、一歩踏み出すことにより、実現できるものなのだ、ということがわかりました。ぜひ実行してみたいです。
メタファーの実習では、話をしながら、メッセージを聞く人の潜在意識に埋め込んでいくことを試みました。
人の前で話す機会は時々あるので、ただ何も考えずに話すのではなく、いかに聞く人の潜在意識を聞かせ、そこに届けるのかを頭の中で練ってから、話すようにしてみたいと思いました。
3日目、タイムラインで過去の失敗を置き換えるワークを行った。過去の望ましくない出来事を消すことはできないが、また同じシチュエーションになった時には、違う結果を出せる自信がついた。
そして、その出来事を振り返る時に感じる自己嫌悪感と後悔が少し軽くなった。NLPは面白い。
エリクソン催眠の実習では、とても気持ちよく嬉しかったが、自分の口から出てこなかった。アドリブに弱く、あがってしまう。だいぶ克服できた、と思っていたが・・・。
催眠を学ぶには、顕在意識で知るのではなく、潜在意識で学ばないと・・・頑張る!!
4日目、自分のビリーフと価値観について考えた。その信念を取り組んだ原因となる出来事や、人物を特定できるものもあれば、一体いつからどうして持っているのかわからない信念もある。
自分の書いたビリーフを読んでも違和感はないが、他の受講者の方のビリーフを聞くと「?」と思う。人はそれぞれ独自の価値観の中で生きていることを再確認した。
アズ・イフ。フレームのワークでは、目標を達成した望ましい状態にインステートし、問題解決のためのヒントをもらった。
問題解決の糸口がみあたらず、悶々としていた状況では思い浮かばないアイデアが、フレームを変えることによって、いくつも出てくるのが不思議だった。
5日目、ストラテジーのワークでは、反応や行動の失敗と成功のそれぞれのパターンをVAKを使って分析してみた。
私はVir − 過去を映像で浮かべると失敗するらしい。悪いイメージの過去ばかりということなのか・・・?
成功するためにはKic − 現在の内的感覚・体感覚を使うといいらしい。おもしろい。これから日常生活で意識してみようと思う。
ビリーフを変えるエクササイズでは、ヘビーな題材を選んでみた。数十年放置し、確信を重ね、強化してきたビリーフが変わったらとても嬉しいので期待した。
しかし、ほとんど揺らがなかった。このビリーフが歪んでいることは顕在意識では理解できている。何か重たいものが邪魔をしているようだ。
6日目、ビリーフの瞬間的な置き換えのワークでは、不思議な感覚を味わった。一瞬で不要なビリーフがどこに行ったのか分からなくなった。「あっ、消えた!」と思った。いろいろためしてみたいと思った。
パーツ・パーティのワークでクライアント役をした。催眠にしっかりと入り、そのパーツになりきっていた。
しかし「ポジティブなパート」と「冷静なパート」が話し合いに加わらず、そっぽを向いてしまった。ちなみに布製の等身大のお人形「きら子さん」と、ぬり壁みたいな「マジ男くん」だ。
抵抗するということも何か意味があるとのこと・・・。知りたい。(次の朝、気付きました。お人形は「母」で、ぬり壁は「父」でした。意外です。)
7日目「パーツ・パーティ」のセラピスト役をしました。先生に、「パーツとのラポールがとれていました」と言っていただきました。
パーツとのラポール? 意識はしていませんでした。これからは意識して、クライアントだけではなく、クライアントの内の様々なパーツを築くことをしてみようと思います。
「3人のメンター」のクライアント役では、新しい気づきがありました。イメージの中の友人たちからアドバイスやメッセージを受け取りました。不思議な感覚です。
答えは、全部自分の内にあるということ? なのだろうか・・・。明日で、この講座が終わってしまう。やり残した事がたくさんあるような気がします。
他の受講生たちとの温かい交流を、たくさん持つことができました。私のこれからの人生の大切なリソースになります。
8日目、「無意識のビリーフを書き換える」は、まさにインナーチャイルド療法をNLP風にしたものだと思いました。手順が決まっているので、深い内容なのですが、わかりやすく進行することができました。
先生に介入していただきました。柔軟性、想像力、遊び心、そしてセラピー全体のゴールと、その場面場面の目的を、セラピストがしっかりと把握している事が大切、ということを学びました。
「コア・トランスフォーメーション」では、進め方はきっちりとした印象ですが、柔らかく、あたたかく、美しい光にすっぽりと包まれているようなセラピーになりました。
世界中の人がこのセラピーをしたら、地球全体の空気や、エネルギーが変わるのに・・・とふと思ってしまいました。
16日間の長い講座が終わり、今、優しく穏やかな気持ちで満たされています。
たくさんの気付きを、大切に持ち帰りたいと思います。本当にありがとうございました。
セラピーをするための技術や、ヒントがたくさんあったので、受講してとてもよかった。
そして、様々なワークをたくさん行い、自分自身の問題に直面し、多くの気付きを得ることができた。しかも楽しかった。
ワークの前に、過去の例やデモを行っていただいたので、講師の説明はとてもわかりやすかった。
この講座を今後役立てられる人になりたいと思います。
どんな人でも・・・自分を変えたい、変わりたいと少しでも思う方はぜひこの講座を受けるべきだと思う。
瑛彦先生にも、もっと登場していただきたかったなあ・・・と思いました。お二人お揃いになるとさらに和んで、楽しいです。
デソシエイト・アソシエイトの感覚を身につけることや、ミルトンモデル、リフレーミング、パーツセラピー、挙げたらきりがないのですが、全てがヒプノセラピーに必要なものばかりでした。
交流分析もそうですが、ぜひ上級講座を受講する前の必修としてしまった方がよいくらいだ、と感じました。
もう一度、インナーチャイルド療法・前世療法のレベル1から、プロフェッショナル講座など、受け直してみたいと思います。
(栃木県 50代 女性)