初めてヒプノセラピーを受けたときは、正直なことをいえば、少し不安でした。
ただ、カウンセリングの段階で丁寧に説明をうけることができたので、だいぶ気持ちは楽になりました。
催眠に入った直後は、次から次へと映像のようなイメージが頭に浮かんでとまどいましたが、次第にはっきりとしてきました。
私は小さな男の子で、汚いぼろ布みたいなものを身にまとっていました。
頭はぼさぼさで、かなり、貧しい生活をしていました。空腹で寒い感じがしました。
前世での私は中世のヨーロッパで生まれ、貧しさのせいで親に捨てられた男の子でした。
それから生きるために人にだましたり、だまされたりして結局は、恐ろしい伝染病で、45歳くらいで亡くなりました。
私は、なぜか、小さい頃から人間関係がしっくりいかないことが多くて、母親との関係も正直なことを言えば現在も、うまくいっていませんでした。
友達も初めのうちは信頼関係を築いたように思えるのですが、少し経つとなんらかのトラブルが生じて、離れてしまうことが多かったのです。
そのせいか大人になっても人をなかなか信用できず、深い付き合いをするほどの人間関係を作れなかったように思います。
現在の仕事も本当に自分に向いているのかいつも不安でしたが、自分に向いていることが何なのかはわかりませんでした。
しかし、前世療法を受けていろいろなことがわかりました。
まず、私がいつも他人に裏切られるような気がするのは、前世でいつも他人にだまされていたからだったのです。
それから母親に不信感を持ってしまうのも前世で親に捨てられていたからだったのです。
でも、それらはみな遠い昔の過去のことであり、今の人生とは別の人格の経験だということだということが催眠の後のカウンセリングで自覚できたのです。
中間世ではとても愛にあふれた懐かしいような感覚を思い出し、自分はたくさんの存在に見守られているように感じました。
それから、少しずつですが人との関係が変わってきました。
自分に適したこともわかり、今は新しい資格をとるために勉強中です。
ほんとうにありがとうございました。また次のセッションも楽しみにしています。
(群馬県 36歳 女性 主婦)