小さな痩せた少女なった私は、戸惑いながらも、自分の家に向かうことにしました。
催眠下で場所を移動し、自分の家の前に立ったとき、今生の私は唖然としました。
小さな私が立っているのは、洞穴の前だったのです。
今生の私は「え ?何? なぜ?・・・私の家はこの洞穴?」と慌てていました。
まったくいつもとは違う展開に、今生の私は混乱し始めました。
自分の名前を思い出そうとしてもどうしても思い出せないどころか、まったく言語が浮かび上がってこないのです。
そこで、この状況がよくわかるもっと以前に時を戻すことにしたのです。
数のカウント後、私はこの前世でのもっと以前に戻っていきました。
なんだか頭と体が後ろに引っ張られていくような感覚の後、すうっとその場面に入っていったのです。