本来ならば数日もせず、私はこのジャングルの中で息絶えたか、もしくは動物に襲われるか食べられるかしていたことでしょう。
ところが私は生き延びました。
「大きな動物が私に近づいてくるのを感じます。とても大きい・・・
黒くて・・・
1匹の大きなメス熊が私のほうに近づいてきます。
そして赤ん坊である私の匂いをクンクンと嗅いでいます。
そして、その熊は私が包まっている布を口でひきづり始めました。
どうやら熊はわたしをどこかに運ぼうとしているようです・・・
やがて熊は私を洞穴の中に運び入れました・・・
そして熊は私を抱きかかえるようにして・・・
ああ、私にお乳をくれています・・・
美味しい・・・
温かい・・・
とてもお腹が空いていたし、喉もはりつくように痛かったので、美味しい・・・眠い・・・」