ローランナは、少女の頃から裕福とは言えないまでも、両親と信仰深い祖母に守られながら平穏な生活の中で成長した様子です。
そして大人になった今、崇高な志のもと、自らの生きる道を模索しています。
それに比べて、森に住む少女ジュリアンは、飢えながらただ、食べ物を探し歩く毎日の末、母親と弟を亡くし、2つの亡骸と向き合うことのあまりの恐怖から森の中を脱兎のごとく駆けています。
怯えながら、そして母と弟を置き去りにしたことの罪の意識に苛まれながら。あの7歳の小さな少女ジュリアンは、その後どうしているのでしょうか。
時をステップさせた後のジュリアンは、8歳になっていました。
「・・・ボロボロです・・・」