今、小聖人ローランナは、自分が持っているものを与え続けた人生の最期を迎えようとしています。
「・・・とても穏やかな気持ちです・・・静かで安らかです。皆さんが食べ物を持って来てくれます・・・。
私はそれをありがたくいただいています・・・光に包まれています・・・温かい光です・・・」
こうしてローランナは安らかに自分の人生の幕を下ろしました。
老いた肉体から抜け出したローランナの魂は、まばゆい光に包まれながら上昇しました。
そして行き着くところまで上った時、大いなる存在からの啓示を受けたのです。