ローランナが最期に受けた大いなる存在からの啓示は、次のようなものでした。
「・・・小さくとも、自分が善いと思う善を行い続け、利他的に生きることで、全体のためになった人生でした。
世の中は、善と悪のバランスでできている。小さくともあなたがこの人生でひたすら善を行い続けたことは、誰かが一生、人を殺し続けた悪を中和したと同じ意味を持つのです。
あなたは、全体としてそれくらい意味のあることをした。
そのこと自体が、誰かの人生の大きなカルマを払ったことになった。人の悪事のエネルギーを自分で背負い、中和したのです。これは類魂の法則なのです。
人間という生き物は、それ自体でひとつの大きなカルマを背負っています。
日本人は日本人のカルマを。アメリカ人はアメリカ人のカルマを。東京都民は東京都民のカルマを。
一生かけて、善を行ったあなたの今回の人生の目的は、ひたすら善いカルマを積むことでした。自分の撒いた種を自分で刈り取るのは当たり前のことですが、他人の分も刈り取った人生でした。
計画どおりに終えることが出来た人生でした」
大いなる存在は、彼女の口を借りて、厳かに語りました。