そして、彼女のハイヤーセルフは、最後に
「品性を失わずに生きなさい」
というメッセージを残して、彼女の1番深い場所へと戻って行かれました。
ジュリアンとローランナという対照的な2人の女性の人生でした。
2人は、それぞれ違う時代に生まれ、違う文化や宗教を持ち、性格も生き方も全く違う人間ですが、間違いなくどちらも彼女の深い部分を形成している彼女自身なのです。
私はセラピストとしてだけではなく1人の人間として、彼女の中のたくさんの人格たちに興味を強くかき立てられていました。
彼女はこの2つの前世から、自分が今回の人生で自分を含めた他者すべてに理由なき憤りを感じる意味がわかったような気がすると言いました。
そしてこの後も彼女とのセッションはずっと続きます。
彼女との1つ1つのセッションは、彼女だけではなく私自身にとっても大きな気づきとなったのです。
彼女とのセッションは、もはや私にとって1つのライフワークのように感じていました。
1人の人間の1番深い極限のところまでを知り抜きたい、という欲求が私をせき立てていたのです。
そうして本当に私と彼女は、それを知るべく何度も何度も共に時間の枠を超えたタイムトラベルを共にすることとなりました。
彼女の魂はたくさんの時代のさまざまな国で生きた経験を持っていたのです。