私は､今回の人生でこんなにも動物に対して執着し､動物のために何かしなければと急き立てられるのは､もしかすると前世で､動物を苛めていたとか､苦しめていたとか､そんな理由があるからなのではないかと怖れたのです｡

もしも､動物を虐待していたような前世を思い出した日には､あまりの苦痛で､しばらく立ち直れないだろうと思いました｡

そんな理由で動物に対する過剰な思いをﾃｰﾏに前世回帰をすることはありませんでした｡

しかし､そんなある日､私の拙著『前世療法　１３７回の前世を持つ少女』とのｾｯｼｮﾝの中で彼女の高次なﾊｲﾔｰｾﾙﾌからﾒｯｾｰｼﾞをいただきました｡

深いﾄﾗﾝｽの世界で彼女のﾊｲﾔｰｾﾙﾌは､いつもどおり彼女の体を通してたくさんの宇宙の真理を教えてくれていました｡

そんな時､ふとｾﾗﾋﾟｽﾄである私に向けて｢あなたも怖れずに､自分の魂の根源に向き合いなさい｡今､あなたが知っておくべきことがあるはずです｡怖れる必要はありません｡

なぜならば､今のあなたにとって受け入れられるだけの気づきしか､いつの時ももたらされることはないのですから｣というﾒｯｾｰｼﾞが届いたのです｡

このようなﾒｯｾｰｼﾞの届き方は､その当時よくあったことです｡

最初のうちは､信じられない思いがありましたが､その信憑性はﾒｯｾｰｼﾞを受け取った自分自身が一番よく知っていましたので､その時も､驚きはしましたが､感謝の気持ちと共に素直にそのﾒｯｾｰｼﾞを受け取りました｡

そして､｢そうだ｡今の私の魂の成長ﾚﾍﾞﾙで受け取れるだけのﾒｯｾｰｼﾞしか来ないのだ｡ならば､肉体的にも精神的にも限界を感じている今､その意味を知りたい｣と強く思いました｡

こうして私は今回の人生と最も関係深いある１つの前世へと入っていくこととなりました｡

私が向き合った前世は､とても意外なものでした｡