そして、このジャングルでの前世で、私を育ててくれたあの雌熊と出会った二度目は、私が大人になって2人の子供の母親になってから、初めて飼った犬のサリーです。
ゴールデンレトリバーのサリーは、兄弟の中で最も小さな雌犬で、体も弱く、いつもご飯を、兄弟や大きな犬たちに横取りされていた売れ残りの仔犬でした。
ブリーダーさんのところで、サリーを一目見た私は、この子が自分の子どもであることを、すぐさま確信しました。
サリーは、その後12歳になる直前まで、私を守り続けて、亡くなりました。
そのサリーとチビが同じ魂であることを、私は知っていました。サリーはチビの生まれ変わりだと、私の潜在意識はわかっていたのです。
しかし、まさかチビが、あの雌熊の生まれ変わりだ、とは思ってもみなかったので、本当に驚きました。
雌熊は私を心配し、何度も生まれ変わって、私を守り続けてくれていたのです。
雌熊のあまりにも大きな愛に私の心は圧倒されました。
私は、「チビ、サリー、雌熊、ありがとう・・・気づかずにごめんね・・・本当に、本当にありがとう・・・ずっとずっと大好きだよ・・・また必ず会おうね」と呟いていました。