心理職初の国家資格 公認心理師の登録をいたしました!

日本ではこれまで、心理職の国家資格化が
なかなか実現されずにいました。

そんな中、2017年にようやく
わが国初の心理職の国家資格である

公認心理師法が施行されました。

そして、2018年に

第1回 公認心理師試験

が実施されたのです。


もともと、私は2つの大学卒業資格を持ち、
そのうちの1つは心理学専攻です。

そして、心理セラピストとして、
また、心理セラピストを養成する立場として、
充分な経験と知識があると自負していました。


今、在籍している大学院の博士課程でも、
専門的な研究に取り組んでいます。

そのため、これ以上、何かの資格を取る必要性を
感じていませんでした。


心理職の国家資格が実現化すると決まり、

しばらくすると......

お世話になっている大学の教授から、

「中野さんは、ぜったいに公認心理師の資格を
取っておいた方がいいよ」

と勧められました。


医師である娘にも相談したところ、

「そりゃあ、取るべきでしょう」

と言われ、飛び込みでエントリーしたという経緯があります。


でも、実際には試験勉強に費やす時間がとれず、
試験2週間前から、ようやく本格的な勉強に入ることができました。


公認心理師試験の3日くらい前になり、

「ああ、このままじゃ合格ラインに届かない......」

とつぶやいた私に、娘は

「え? 本当に受かるつもりだったの?
図々しいよ・・・
国家試験を2週間の勉強で受かろうとは・・・」

と、驚いた顔で言いました。


でも、私は本気で受かるつもりでいたのです。


ちょっとへこみましたが・・・

気を取り直して、寝ずの勉強。


そして、試験が終わったころ、

すぐさま娘からLINEが......


「どんまい! 来年があるさ」


私は......

「受かったと思う」

と返信。

娘は......

「本当に前向きだね。
でも、あとでがっかりしないように。
そもそも無理な試験だったんだから」


その後、あちらこちらで、模範解答が出るものの、
たくさんの問題で物議をかもしだすという異常事態が発生。


それから、愛犬ダイ坊が亡くなり......

哀しみの中にいた私の頭からは、
すっかり、公認心理師試験のことは書き消されていました。



そんな時、合格通知書が送られてきました。

ふたを開ければ......

合格ライン60%のところ、

76%も取れており、

むしろびっくり!!



娘は......

「おめでとう!

落ちた時のことを考えて、
ずっと期待しないように言い続けてきたけど、
ほんとよかった!」

と言ってくれました。


そして、

「公認心理師登録証」

が届きました。


私が、公認心理師の資格を取ろうと思ったのには、
大きな理由があります。

この続きは、公認心理師になったもう1つの理由
でお話しています。


公認心理師・心理セラピスト 中野 日出美
中野日出美 署名