前世療法―米国精神科医が挑んだ、時を越えたいやし〈2〉 (PHP文庫)

大ベストセラーとなった『前世療法』の著者、ブライアン・L・ワイスの2作目となったのが、この『前世療法2』です。

前作の『前世療法』が広くたくさんの人に読まれ、その続編をみなが熱望していました。そうして、1992年に出版されたのが『前世療法2』です。

『前世療法』を発表して以来、ワイス博士は全米で有名になり、前世療法自体も広く世間に普及しました。

『前世療法』では、キャサリンという1人の女性患者にスポットを当てて、前世というものの認識や、魂の存在について世間に一石を投じています。また、前世療法の有効性も1人の医師という立場から、客観的な視点から、述べられています。

今回の『前世療法2』では、ワイス博士が実際に前世療法を施した数多くの患者の体験を精神科医の立場から分析的に書いています。

前世療法というものが、キャサリンという1人の特別な女性患者だけではなく、多くの人にとって、有効なものであるということを教えてくれる1冊です。

私自身も、ヒプノセラピストとして、たくさんのクライアントさんが前世を体験する場に立ちあわせていただきました。そして、1人のクライアントさんの中から発せられたたくさんの魂の声に深く感動し、さまざまなことを教えられました。

前世療法をオカルト的に捉えるのではなく、心理療法の一環として、使っていくという意識を高めるためにも、ヒプノセラピストやこれから、催眠療法を受けてみようと考えている方には、はずせない1冊です。