プロのヒプノセラピストを目指す方へのおすすめコース
プロになるには、プロとしての知識と技術、そして何と言ってもクライアントさんに「寄り添う心」が必要です。
当スクールでは、講座の開始時に、受講生の方々に「ヒプノセラピーを受けた経験がありますか?」という質問をさせていただきます。
それに対し「前世療法を受けに行ったけれど、上手く催眠に入れなかった」という答えをお聞きすることが時々あります。
その理由は様々なのですが、よくお話を聞くと、クライアントさん側の問題というよりも、ヒプノセラピストの知識不足や技術の未熟によると考えられるケースが少なくありません。
例えば、あるヒプノセラピストは「ラポール」ができていないのにもかかわらず、催眠に入れようとして、失敗したようでした。
「ラポール」とは、相手に自分は理解されていると感じさせる能力のことです。また、それを使って相手との間に構築される「信頼関係」を指すこともあります。実は催眠に誘導する前提として、この「ラポール」は不可欠です。これができていないと、催眠に入っていただくことはできません。
ヒプノセラピーを行うために、最も注意を払うべきなのが、この「ラポール」です。これがクライアントさんの心に寄りそうための土台になるからです。
プロとなってお金をもらう以上は、こうしたクライアントさんと「ラポール」をとるための方法を学び、できるようなるまで練習を重ねることが不可欠です。また、ラポールが壊れた時には、どうすべきかも知っていて、臨機応変に対応できなければなりません。
この「ラポール」以外にも、効果的なセラピーを実施するためには、いくつかの条件があります。プロとして活躍するためには、こうしたことも学んだ上で、実際にできる必要があります。
初級の講座だけでは、十分にカバーできる内容ではありませんが、プロとしては、知っておかなければならないことです。
また、別の例をあげると、あるヒプノセラピストは、催眠誘導中に、席を離れたそうです。そして、そのセラピストが戻ってきた途端、タバコ臭さが鼻について、催眠に入れなくなってしまったそうです。
このケースの問題点は、まず、ヒプノセラピストが席を立った時点で、クライアントさんとの「ラポール」がなくなってしまうので、クライアントさんは、催眠状態から覚めるか、そのまま眠ってしまうかのどちらかになることです。
そして、次の問題点は、催眠状態に入っているときは、感覚が通常以上に敏感になり、研ぎ澄まされた状態になるため、タバコなどの臭いは催眠に入るのに大きな妨げになることです。
このようなことは、プロのヒプノセラピストなら、常識として知っておくべき基本的事項です。催眠誘導中にタバコを吸うなどというのは、プロとしては信じがたいことです。
わかりやすくするために、初歩的な知識や技術に問題があると思われる例を上げましたが、プロのヒプノセラピストして、仕事をするためには、これ以外にも、たくさんの学ぶべきことがあります。
逆に言えば、ヒプノセラピーをきちんと学び、訓練を積めば、避けられる失敗も、たくさんあるのです。
さらに高いレベルのお話をさせていただくと、日本でヒプノセラピーを受けにいらっしゃるクライアントさんは、ほとんどの方が「前世療法」や「退行療法」「インナーチャイルド療法」を希望されてお越しになります。
これらの療法には、様々なクライアントさんに対し、かなり深い催眠レベルまで誘導できる高い技術が必要です。
また、セラピーの最中に、過去の心の傷(トラウマ)に触れる可能性も高く、その場合の対処方法についても訓練を積んでおかねばなりません。
さもなければ、心の傷をあけたものの閉じられなくなり、再トラウマを引き起こして、さらに傷口を広げ悪化させてしまう危険があるからです。
このようなプロとして習得しておくべき知識や技術は、残念ながら、とても初級のベーシック講座だけで、学びきれるものではありません。
ベーシック講座は、催眠を初めて学ぶ方を対象に、最も簡単でわかりやすい方法で、代表的な催眠のやり方の1つができるようになる講座です。
ビジネスでやるのでなければ、これだけでも、催眠はかけられるようになります。ただ、プロとして様々な事態に対応するには、かなりキツイと思われます。実際には、多くの失敗を重ね、そこから学んでいく試行錯誤が必要になるでしょう。
とは言え、この試行錯誤の期間に、プロとしてお金をいただくというのは、道義上「?」ですよね。
当スクールのカリキュラムでは、プロとして必要とされる実践的な知識や技術は、中級レベルから上級レベルの講座で、実習を通じて体系的に学んでいきます。
受講生の方がこれらを学ぶ課程では、実際、講師の予想を越える様々な事態が起こります。また間違いもします。そして、受講生自身が、それでは上手くいかないことに気づき、修正を重ねていきます。トレーニングを積むためには、間違えも必要なのです。
講師はその様子を見守りつつも、必要な場面では、適切なアドバイスをします。しかし、いくら体系的に効率よく学ぶとは言っても、当然、この過程では、ある程度の時間が必要なのです。
では、プロのヒプノセラピストになるためには、具体的にどれくらいのトレーニングを積めばいいのでしょうか?
プロになるための目安は、100~200時間くらいのトレーニングになるのではと考えています。
例えば、当スクールでは、あなたのスケジュールやご予算に合わせて、下記のような履修コースをおすすめしています。
ヒプノセラピー・プロフェッショナルコース(受講日数:計18日間)
初級~上級レベルの5つ講座をまとめた、これからプロを目指す方には最適なコースです。当スクール独自のヒプノセラピーの専門的なノウハウを身につけることができ、プロのヒプノセラピストとして活躍するために必要な「心」と「技」を習得したい方におすすめです。
このコースで学ぶセラピーの種類は、暗示療法、パーツ・セラピー(副人格療法)、前世療法・未来世療法、年齢退行・インナーチャイルド療法です。
- 国際催眠連盟(IHF)・米国催眠療法協会(ABH)・国際セラピートレーニング協会(ITTO)認定 ヒプノセラピー初級コース(ビデオ通信講座+実習1日)【初級】
- 国際催眠連盟(IHF)認定 ヒプノセラピー・マスター講座(ビデオ通信講座+実習2日間)【中級】
- 国際催眠連盟(IHF)認定 ヒプノセラピー・プロフェッショナル講座(5日間)【上級】
- 国際催眠連盟(IHF)認定 前世療法・未来世療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】
- 国際催眠連盟(IHF)認定 年齢退行療法・インナーチャイルド療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】
ヒプノセラピー上級コース(13日間)【初級~上級】
ヒプノセラピーの基礎から実践的な中級レベルの知識と技術、そして、日本でプロのヒプノセラピストになるためには不可欠な前世療法、未来世療法、年齢退行療法、インナーチャイルド療法の専門知識を、短期間で効率よく学びたい方におすすめです。
このコースで学ぶセラピーの種類は、暗示療法、前世療法・未来世療法、年齢退行・インナーチャイルド療法です。
- 国際催眠連盟(IHF)・米国催眠療法協会(ABH)・国際セラピートレーニング協会(ITTO)認定 ヒプノセラピー初級コース(ビデオ通信講座+実習1日)【初級】
- 国際催眠連盟(IHF)認定 ヒプノセラピー・マスター講座(ビデオ通信講座+実習2日間)【中級】
- 国際催眠連盟(IHF)認定 前世療法・未来世療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】
- 国際催眠連盟(IHF)認定 年齢退行療法・インナーチャイルド療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】
ヒプノセラピー中級コース(3日間)【初級~中級】(受講日数:計3日間)
初級と中級の2つの講座を、まとめて学ぶコースです。ヒプノセラピーの基礎から実践的な知識と技術を、短期間で効率よく学べます。上級講座に進む前の基礎と実践力を身に付けたい方におすすめです。
このコースでは、暗示療法を、実践的なレベルまで学びます。
- 国際催眠連盟(IHF)・米国催眠療法協会(ABH)・国際セラピートレーニング協会(ITTO)認定 ヒプノセラピー初級コース(ビデオ通信講座+実習1日)【初級】
- 国際催眠連盟(IHF)認定 ヒプノセラピー・マスター講座(ビデオ通信講座+実習2日間)【中級】