カウンセリングは「相手の世界に入っていきリードする」ことが必要

まず自分に前世が見えるのか体験してみたかったことと、前世療法を行うことでの有効性や、可能性について学びたいと思い、講座に参加させていただきました。

1日目、前世療法を行ううえでの知識が、知っておくべきことについて学びました。「感情にアクセスすること」がもっとも大切であると知りました。

デモンストレーションでは、ラッキーなことに私が日出美先生のセッションを受けることになりました。私は一人の細い少年で、貧しい母子家庭に育ち、家族にお腹いっぱい魚を食べさせたくて漁師になります。

元々の寡黙な性格から母への愛も伝えられずに、漁をしていて仲間にはぐれ、海の中太陽の下でイカダに乗ったまま死をむかえなければいけない人生でした。彼の一生から「自分の思いや気持ちを相手にしっかりと伝えること」の大切さを学びました。

2日目、前世療法・未来世療法での注意点について。学習した後、午後からセラピスト役とクライアント役を交互に前世療法の実習を行いました。クライアント役では、新大陸を探しに行く若き水兵でした。新大陸にたどりついたにも関わらず、現地の住民の許可も得ず無断で土地に侵入し、殺されてしまう人生でした。

彼の一生から、また1日目の少年の前世からも、言葉という枠を超えた自分の気持ちを上手く相手に伝えるというテーマが浮かび上がってきた気がしました。

セラピスト役では間のとり方がの難しさと、感情にいかにアクセスしていくかが課題であると感じました。

3日目、リレーカウンセリングを行いました。カウンセラーが7人もいたにも関わらず、もう一歩踏み込んだ質問ができず、カウンセリングの難しさを実感できました。カウンセリングでは、「相手の世界に入っていきリードする」ことが必要であると学びました。

クライアント役では、結ばれることができなかった今の主人との前世でのかなしい思いを見ることができました。主人への不信感はこの前世からきているのかもしれないとわかり、気持ちが軽くなりました。

4日目、感情の架け橋の実習をしました。カウンセラー役ではクライアント側の感情や感覚をいかに短時間でテンポよく強め、それに関わる前世にスポッと戻していくのがポイントでした。

クライアント役でも元々私が体感覚が強いこともあって、前世にとても入りやすかったです。両親と生き別れたユダヤ人の少年で、囚われの身となり最期は殺されてしまうとても悲しい前世でした。彼からたくさんのイメージをもらい、それを活かせる人生にしていきたいです。

5日目、ステートの実習をしました。好きなカードをひいてそこに書かれている感情を皆の前で桃太郎さんを語りながら当ててもらう練習でした。自分の感じていない感情をあえてつくり上げるのはとても難しく、楽しかったです。上手に出来るようになってセラピーに活かしていきたいです。

午後は未来世療法の実習をしました。カウンセリングでのイメージをふくらませておくと、セラピーの内容も良いものになりました。

(栃木県 30代 女性)

前世療法・未来世療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】 受講生の体験談です。