とても楽しいヒプノ三昧で、得たものも大きかった

ヒプノセラピーをより深く学びたい、自分のインナーチャイルドを知って癒したい、と思い受講を決めました。

1日目、同じ上級講座でも、「前世」よりも「インナーチャイルド」は難しいと聞いていたので、緊張しながら初日を迎えました。講義を聞けば聞くほど、難しさを感じて、2日目以降の実習に期待と不安を募らせました。

2日目、初めてのインナーチャイルドの実習で、とても緊張しました。セラピスト役をした時、クライアントさんの高校生の頃のインナーチャイルドが、出てきました。

今までに、日出美先生のデモなどで見聞きした受講生たちのインナーチャイルドは、激しい葛藤や抑え切れない、とても辛く苦しい感情がある幼い子供のインナーチャイルドばかりだったので、「インナーチャイルド=子供」との先入観がありました。現在より過去であれば、子供でなくともインナーチャイルドになるのだと分かりました。

3日目、クライアント役で実習をした際、とても不思議な気分でした。催眠に入った私は、中学の修学旅行の場面にいました。友達と何を話しているのかを聞かれた次の瞬間、口をついて出た言葉は「あとグラウンドを何週走らなきゃ!って話してる。」というものでした。

遠くの方で、顕在意識が、「あれ?今、修学旅行の場面だったよね?」と言ったのが聞こえました。場面は、勝手に中学の部活中に移っていたのです。

実習後に確認してみると、質問が過去形でされていたようなのです。顕在意識では、全く気付きませんでした。潜在意識は、その事をしっかりと分かって、修学旅行よりも過去の場面に行ったようです。潜在意識は、本当に賢いのだと身をもって体験しました。

4日目、セラピスト役で実習をした際、途中で先生に代わっていただきました。最初からシナリオが出来上がっているかの様に、スムーズにセラピーが進んでいくのに見入ってしまいました。

クライアント役となった時は、セラピスト役の方が、根気よく話を聞いてくれて、寄り添ってもらっているのが分かって、とても安心した気持ちで催眠に入っていたと思います。

5日目、セラピスト役をした際、頑ななインナーチャイルドに会いました。なかなか、こちらの意図する方向には話が進まず、途中で、どう進めていったら統合できるのか?見えなくなってしまいましたが、仲間のサポートを受けながら、なんとかセラピーを続けていきました。

インナーチャイルドに向き合って、対話をするのは、生半可な気持ちではできないのだと思い知らされました。実習後は、疲労困憊で、日出美先生が仰っていた「全身全霊で向き合う」との意味が、少し分かったような気がしました。

インナーチャイルドとNGHを続けて受講して、とても楽しいヒプノ三昧でした。体力的には予想以上に大変でしたが、得たものも大きかったと思うので、多少無理しても受講して正解でした。

前世もそうですが、いつかインナーチャイルドも再受講したいです。
歩みは遅くとも、少しずつでも確実に成長していけたら、と思います。

(東京都 30代 女性)

年齢退行・インナーチャイルド療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】 受講生の体験談です。