クライアント役として貴重な体験ができました

インナーチャイルド、その中でも胎内から始まっている影響、その原点を自分で確認して癒してあげたいと思い、受講しました。

セラピーを通じて顕在意識レベルでは変容しにくい部分も、ひとつひとつ潜在意識で癒すことができれば・・・どんなにか心も身体も生き方が楽になれる人は多いだろう。ずっとこの講座を楽しみにしていました。

生きにくさだけでなく、身体の症状についても、健康の仕事を通じていつも心、あるいは前世?など思いを馳せるケースを沢山見てきたので、全ての根本的なアプローチになると確信しています。まず、自分の体験を通して生き証人となること。

1日目、過去を振り返るワークでは、先生のお話から自分自身の家庭の信仰のことや、大人になっても自分のことで泣いたことがなかった(ニュースやTVではいつも泣いているが)ことなど、気づきを再確認できた。

デモンストレーションにひき込まれました。先生の流れるような誘導、ひとつひとつの言葉に今までの先生のセラピーの豊富なご経験と、人間力の豊かさがあってのセラピーに再び感動しました。

「自分の心をふるわせること、またクライアントの心をふるわせること」は、「共感」なんて平たい言葉ではないと強く心に響きました。

インナーチャイルドの癒し方、クライアント本人とママの癒しを通じて、「子供は親の傷に傷つく」という言葉を思い出しました。関わる人の心の痛みが更にインナーチャイルドの痛みになっていると、その癒し方をセッションから深く感じました。

自分がこの10年は無意識に親を癒すことに一生懸命取り組んでいましたが、そろそろ自分をどっぷり癒してあげたいです。

2日目、催眠に入れなかった。聴覚優先なのか、周りの音(泣き声)などで覚醒してしまい、アセリがあったり自分の何がメンタルブロックになっているのか・・・(悩み)・・・2回目もセラピスト役をやらず、クライアント役でやっていただいた。

皆さんが見るような映像はハッキリと浮かばない。過去の実際の場面に誘導して始めてもらったので、その時のイメージで、ぼんやりとイメージができて。それよりも体感的な方がわかった。

途中から先生が亡くなった彼の中に入るように誘導された時、訳もなく呼吸が荒く苦しそうな感じに、当時心肺停止する直前にtelをくれた彼の様子を感じた。

最後の力をふりしぼってtelをくれた思いと、先生の誘導で彼がふりしぼって伝えてくれた言葉が今でも胸にしみわたります。その後落ち着いた彼から、現在、私について見守りながら笑ってしまうことがある(毎日ドジだらけの私なので)ようで、笑いが自分から出ておどろきました!! セラピスト役の方、先生、ありがとうございました。

3日目、生徒3人のスペシャル講座となった3日目。ひざをつきあわせて充実した学びとなりました。高い催眠性のクライアント役さんにとっても助けられ、感性豊かなもう1人のセラピスト役さんに助けられ、セッションを行うことができました。

日頃、セラピーを学ぶことにより、見看りされたご家族、受け容れがたい家族の喪失を体験された方に何か生きる希望をお伝えできればと思っていましたが、今回のセッションでは、亡くなった魂をも癒すことができることを体験して感動しました。

今まで、ご遺族のお話を伺ったり、献本をしたり、あるいは魂には想いを伝え拝み、供養を通してエネルギーにしてもらえばとやってきましたが、セラピーでは全てを同時に癒すことができる。ただただ感動です。

4日目、今日は、かねてよりずっとこの瞬間を待っていました。生まれながら思いを引きずっていた母の胎内に入りました。

けなげな胎児の私が幼児決断ならぬ、胎児決断をしていました。小さい子供の頃から、悟ってきたことはずっとわかっていましたが、子供の頃から言語化してきた「(母・他人に)迷惑を(負担を)かけてはいけない」というセリフは、胎内の中で「産まれていっていいのかなあ」とためらいながらも、「自分が決めてここに来たことだから、耐えなきゃ」と決めた胎内決断でした。

ここを癒したいために、解明したいがために、心理学を学んできたこと、顕在意識のレベルでは今までの人生の自分なりに捉えて理解して、ひとつひとつ意味のある過去になっていましたが、これからは潜在意識が癒されたことで、どんなふうに変わっていくか楽しみです。先生に見届けていただき、またひとつの集大成とスタートが切れました。ありがとうございました。

5日目、昨日の「感情の架け橋」より、今日の「人生の映画を観る方法」はわかりやすかったが、催眠前の事前面談、誘導、セラピー全体でオドオドしてしまった。

昨日のセラピー役で、ラポールが上手に取れなかった。勉強の場なので、サービスして合わせてもらうのよりハッキリ示してもらうことは有難いことだが、丁度、母との体験と向き合っていたからだろうか?

敏感にクライアント役の方の「どう?って聞かれてもね」「それは解釈が違う」「そこを聞いてもあまり関係無いと思うけど」というノンバーバルのメッセージがビンビン感じてしまい、子供の頃のビクビク状態が戻った状態だった。

今日まさにそれが思い出され、セラピスト役は全くダメでした。日常生活の中で今の気持ちも戻ると思いますが、それだけ潜在意識のデリケートさを、再確認したため、しっかりとトレーニングをした上で行うことを改めて感じました。

セラピスト役のトレーニングはもちろんのこと、クライアント役として貴重な体験ができました。

インナーチャイルド、年齢退行療法は、あらゆるケースにおいて素晴らしい療法と実感しました。

たとえば、グリーフケア、再決断療法を行うカウンセラー、行きにくさを感じる人、未完の出来事・喪失経験のある人、自分と向き合いたい人にこの講座をおすすめしたいと思います。

(東京都 50代 女性)

年齢退行・インナーチャイルド療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】 受講生の体験談です。