意義のある、深いセラピーになるように心がけたい

受講した目的は、インナーチャイルド療法の経験を積み、セラピストとして成長すること。また自分が癒させることにより、統合に一歩近づくこと。

2日目、午前は先生のデモを見させて頂きました。カウンセリングで、感情が高ぶった所からの催眠誘導や、ゴールを達成するための人格交代の使い方や、感情の引き出し方など、とても勉強になりました。

ただ、インナーチャイルド療法として、分析しながら見ることは、いくらかできていたと思いますが、共感はあまりできていなかった気がします。共感力を上げることも、これからの課題だと思いました。

午後はクライアント役で、2人の先輩方にセラピスト役をして頂きましたが、カウンセリングの段階から、色々なことを話しているだけで、話が深まっていく感覚があまりありませんでした。

セラピーも、癒された感覚がほとんど無かったです。先生も、これはセラピーではなく、説得だとおっしゃられていたので、自分がセラピスト役の時も、説得にならないように気をつけようと思います。

3日目、今日は久しぶりにセラピスト役として、インナーチャイルドをしましたが、クライアントの方が素直だったからか、スムーズにセラピーをすることができました。

大きく失敗しなかったのは、良かったかもしれませんが、もっと感情を出せるように工夫したり、統合の時に、もっと癒してあげられるようにできたかな、と後になって思いました。

スムーズに終わらせず、意義のある、深いセラピーになるように心がけたいです。

4日目、今日はセラピスト役でも、クライアント役でも、セラピーに入れませんでしたが、カウンセリングだけでも、とても収穫がありました。

セラピスト役の時は、感情と感覚のかけ橋を使うことを考えていたため、手段として使う感覚を明確にすることに注力したため、焦点が定められなかったです。次のセラピーに、この経験は活かしていきます。

5日目、セラピスト役としては、とても難しい場面でのセラピーにチャレンジさせて頂きました。罪悪感を持ったインナーチャイルドを救うには、どうすれば良いか、自分ではわからず、セラピー自体うまくはいかなかったですが、先生に代わってもらって、それを見学させて頂くことで、罪悪感に対する一つの立ち向かい方を、学ぶことができました。とても良い経験になったと思います。

クライアント役としては、インナーチャイルドではなく、パーツセラピーになり、自分の中の色んなパーツに、久しぶりにアクセスすることができて、それ自体は良かったです。

ただ、今回の講座では、深くインナーチャイルド療法を受けることができなかったので、ややもの足りない感じがしました。それは、次回以降に期待したいと思います。

セラピストとしての経験が積めたので、参加してよかった。

退行・インナーチャイルドのレベルI、II、前世のレベルI を受講させて頂く中で、自分でも、最初の頃よりは、セラピーが上達している実感がありますが、それは何もできなかったのが少しやり方を覚えた程度で、人を癒してあげられるレベルには程遠いです。

これからも「寄り添う」ことができるように、心がけ、セラピストとして成長していきたいですが、今の自分が、優れたセラピストになれるのかどうかには、かなり疑問があります。

その理由の1つは、自分がまだ若く、人生の中で経験していないイベントがたくさんあるということです。持っていると経験するまでに10年、20年かかるかもしれないので、本や映画等で、仮想的に経験を積もうとは思いますが、それで十分ではないように思っています。

もう一つの理由は、仕事がセラピーとはかけ離れていることです。子どもや多数の人と、コミュニケーションを取ることがほとんどないので、それができる職業の人には、敵わなくなるかもしれません。

ただ、今の自分が、どこまで上達できるかわからないので、できる所までは、がんばっていこうと思います。

(東京都 30代 男性)

年齢退行・インナーチャイルド療法 専門講座 レベルI (5日間)【上級】 受講生の体験談です。