0010.早く楽に死にたい・・・

「私は若かったので、周りの人たちよりも長い間生き延びました。どうして、こんなめにあうのだろうかと思っています。

何も悪いことをしていないのに・・・・。

あるとき突然、違う部落の人たちが攻めてきて、わたし達は、あっという間にここに閉じ込められました。」

彼女は眉間にしわを寄せながら、しわがれたような声で話します。

「初めは老人などや小さな子供たちが、下痢をしたり、吐いたりし始めました。洞窟の中はひどい臭いです。でも、すぐに気にならなくなります。慣れてしまうのです。そうして、徐々に衰弱して、死んでいきます。

弟が生きているうちは、なんとか逃げられないだろうかと考えていました。でも、弟が死ぬことを悟ってからは、あきらめました。
私は、弟がぐったりと衰弱し始めてからは、もう、弟にがんばって欲しいとは思いませんでした。

なるべく、早く、楽に弟が死んでいけたらいいのに。と考えていたのです。」

また、ここで彼女は涙ぐみます。

「そして、今では、自分も早く楽になりたいと思っています。もう、洞窟のなかの誰もがあきらめきっていて、小さな子供が死んでも、母親も叫びだしたりはしません。ただ、呆然としています」



→ 筆者 ソウルミッション・セラピスト 中野日出美の プロフィール

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前世療法137回の前世を持つ少女が見た生と死の記録
   
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