色々な誘導法を学ぶことができた

ベーシック講座に引き続き、ヒプノとヒプノセラピーの基礎をしっかり身に付けたいので、受講しました。

1日目、代表システムの話。自己紹介から、視覚派、体感覚派、聴覚派のどのタイプなのか探ってみると、なるほど違いを感じとることができる。自分は体感覚派だろうと思っていたが、事実、優先度テストを行うと、そのとおりの結果であった。

セラピーに際しても、クライアントがどのタイプであるかを知ることは重要なことである。

ストックウエルの心の法則は、暗示文を作るときには、しっかりと押さえておく必要がある。

ブルーインダクションでは、まず、グループセッションデモを行っていただき、その後、実習に移る。3人で組んだが、2人が行っているときに、それをじっくり見ることができ、勉強になった。ブルーインダクションは、自分には、負担が少なく、合っているようだ。

2日目、キャンディ・インダクションを行う。グループセッションのあと、ペアを組んで実習。クライアント役では、甘さを感じることはできなかった。

思考停止法で「飴」を断った影響があるのか。キャンディを飲み込む場面では、「透明」な飴玉を飲み込むような感じがした。

ストックウエル・システム、否認の三角形や思考パターンを学んだあと、実際にブルーインダクションを使って、通しのセッションを行った。

デモセッションの後、片道のみの実習。セラピスト役をしたが、面談でクライアントが、どうなりたいのか、どう在りたいのか、問題とゴールを把握し、セラピーの内容に反映させることが、やはり難しかった。

3日目、2日目に続いて、ストックウエル・システムによる残る片道の実習をクライアント役として行う。また、NGHでも経験した黒板誘導法のデモを行っていただく。

印象的であったのは、「ほめる言葉」「ほめること」の実習である。受講生一人ひとりを全員で「ほめる」ことを通して、その意味合いを改めて考えさせられた。と同時に、幸せな時間を共有することができた。

人を判断する際には、自分たちのフィルターを通して見ることになる。このフィルターは練習で変えることができるという。人を肯定的に認知し、それをしっかりと伝えることができるかは、良好なコミュニケーションのための重要な要素であり、また、自ら発する言葉は、自身の無意識に暗示として積み重なり強化されることにもなる。

先ずは、自らのセルフトーク、イメージをポジティブなものに変えていきたい。

4日目、即効誘導法(ハンドフリップ 手のひらを上に向ける方法 マクギルの集中・リラックス技法 フィンガーバタフライ)の実習を行った。フィンガーバタフライは、少々不安ではあったが、なんとか誘導できたので不思議な感じであった。

恐怖の解消法であるパーム・プレスを行う。ヒプノによるものではないが、行っていくうち何だか怖さが薄まっていくような感じがした。簡単、手軽である。

習慣を変えるセラピーの通しセッションを行う。誘導法は、セラピスト役、クライアント役ともにブルーインダクションによった。臨床面談をしっかりと行い、効果的な暗示を作ることが課題である。カウンセリングのスキルと様々な周辺知識を得ていくことの必要性を強く感じている。

ヒプノセラピーに関する知識やスキルを身に付けるのは勿論のこと、さらに、クライアントをしっかりと受け止めることができるようにカウンセリングのスキルや、クライアントに寄り添うことができるよう自身を変え、さらに高めていくことが大切であることを、4日間の講座を通して、様々な場面で感じることができました。ありがとうございました。

色々な誘導法を学ぶことができたこと。また、セラピーの流れや思考パターンをはじめ、症例に関連する様々な知識等を得ることができた。

ヒプノセラピストあるいはその仕事の全体像が、まだ把握できていないが、段階を追って習得しておくべき内容であろうと思います。

ステップを踏んでヒプノセラピーを学ぼうとしている人全て、この講座を受けるべきだと思う。

(東京都 50代 男性)

ヒプノセラピー・マスター講座(4日間)【中級】 受講生の体験談です。