心を柔らかくしながら過ごしていきたい

1日目 「混乱が大きい程、成長がある」という言葉は私の胸に突き刺さりました。実は数ヶ月前、私の中で大混乱が起きていたからです。

大混乱があって、人は変わるのだということが分かってほっとしたというか、納得出来たというか、そういうことがきちんと分かって本当に良かったと思いました。

「自分自身の子ども時代についておとぎ話をつくる方法」では日出美先生を始め、皆さんの潜在意識が素晴らしい話になっていて驚きました。

自分の時、出てこなかったらどうしよう・・・と少し心配でしたが、思考しないようにマインドに任せようと思っていたら、何となく鳥カゴの中にいる小鳥になった自分がでて来て、がんじがらめになっていたんだなと思いました。

まだ自分はカゴの中にいると、先生に聞かれた時、咄嗟にそう言いましたが、もうカゴから出ようとしているか、もしかしたらもうカゴから出てるかも知れないと後になって思いました。

もしかすると、攻撃とはヒプノを理解しない人達で、仲間とはヒプノスクールの人達ってことかも知れないと時間が経ってそう思えたりもしました。

2日目 「感情の架け橋」でクライアント役をしました。義父に怒鳴られることへの恐れが、子どもの頃毎日のように祖母にきつく怒られてきたこととつながっているのだと改めて確信できました。いつもビクビクしている私は、あの頃と同じかもしれません。

小学3年生の私が母や祖母と決別し、大人の私に手を引かれ、しっかりと守られて、優しく抱きしめられて、自分の事だから全部解るし、受け止めることができたことで、何だかスッキリして癒されました。

義父母に対しては、これからどう向き合うべきなのか、その辺がまだわかりませんが、「どんな時も人に怒鳴られていい人はいない、そんな権利は誰にもない」という日出美先生の言葉がズッシリと胸に響きました。

これから義父母の言葉がただスルーしていく様に素通りして、何も気にしない私になれたら「私には必要ない」といつも手放せたら、もっと楽になれる気がしています。

義父母のこととは今までしっかりと向き合って来てなかったので、今日しっかり向き合ったことで、私の意識、心の持ち様も変わっていく様な気がしています。

3日目 「感情の架け橋」でセラピスト役をしました。まずカウンセリングでテーマを絞る時に、充分に聞き込めてなくて、自分では何をテーマにすれば良いのかわからないでいたところ、タイミングよく日出美先生が現れ、本当に的確に聞き込まれ、流石だなと思いました。

先生が決めて下さったテーマで催眠誘導しましたら、やはり関係のあるインナーチャイルドの場面に入って、内心本当に物凄くドキドキハラハラしながらも落ち着いたふりをして、進めていきました。

それでもクライアント役の方のインナーチャイルドがお母さんに抱っこされたがらず、どうしたものかと行き詰まり。また、女の子なのに親に男の子を望まれていたということが分かった時、どうしたらいいのか行き詰まり。瑛彦先生のアドバイスを受けて何とか終えることが出来ました。課題もいくつか見えてきました。

その後のリレーカウンセリングも、緊張しながらやりましたが、人の人生に思い切り踏み込んで、明日はどういったセッションになるのかしら? と疲れて、頭が働きませんが、明日も頑張りたいと思います。

4日目 セラピストとして実際にクライアントにセッションを行うという、大変緊張感のある実習でした。2人のセラピストが1人のクライアントにセッションすることの難しさも感じました。

カウンセリングで、ちゃんとキーワードやポイントを押さえておかないと、クライアントに混乱や違和感を与えてしまうということも体験したことで学びました。

間が空いてしまうことも良くないし、催眠中に聞きすぎるのも良くないことが分かり、カウンセリングで必要な事をきちんと聞き込んでおくことの重要性を再認識しました。

瞬時に判断しながら、言葉がけをしていくことの難しさを痛感しました。クライアントの方は気を遣って、こちらに合わせてくれたので何とか終えることが出来ました。夜、望年会で「心を整える」という日出美先生の言葉が心に残りました。

5日目 臨床催眠の実習は、カウンセリングで聞き込んだことを頭の中できちんと整理できないまま、瞬時に言葉を与えて発することの難しさを痛感しました。何だかよく分からないまま、やるしかないのでやっていた感じです。

私もクライアントと似た体験をしているので、自分が何故、中・高の6年間、クラスのグループに入らず1人でいたのかが何となく分かってきました。

自分の辛かった体験があるから、こうしてクライアントの気持ちに共感できるのだと思うと、先生のおっしゃる様に無駄な事は無いのだと思えてきました。

クライアントをやった時は、2歳の自分も結構しっかりして頑固だなと思いました。おしめをとる時に、小さいなりにしっかりと決意して母を困らせない様にしようとしたインナーチャイルドを自分の子どもにして、しっかり守って大切に育てていきたいと思いました。

少しずつ改善していけたらと思います。セッションではセラピストの考え方、人格、人間性が問われるので、毎日心を整えることの積み重ねを意識しながら、心を柔らかくして過ごしていきたいと思います。どうもありがとうございました。

4日目のセッションの後、セラピストがクライアントに「どうでしたか?」と聞くのは「良かった」という答えの誘導になるということを学びました。

これは、日々の生活でもそうですね。私自身、知らず知らずのうちに使っていたことに気付きました。反省です。

日常の会話でもこれから気をつけていきたいです。相手からのいい反応が欲しくても何も聞かずにただ待つこと、待っていても何も反応がなければ、反応がないのがその答えなのかもしれない・・・そんな風に受け止めていきたいと思います。

(東京都 40代 女性)

年齢退行・インナーチャイルド療法 専門講座 レベルII (5日間)【最上級】 受講生の体験談です。