赤面症と対人恐怖症で転職を繰り返した男性の事例
今回は、赤面症と対人恐怖症で苦しんでいた男性(32歳)の事例を、お話します。
クライアントさんのご許可を得て、ご紹介しています。
また、ご本人への配慮から、この内容の一部は事実を変更させていただいております。
孝光さん(仮名、32歳)は、個人セラピーを受けるために、何か月も待たされたにも関わらず、むしろこちらが恐縮してしまうほど、丁寧に深々と頭を下げられました。
それが私と孝光さんの初めての出会いでした。
コンピューター関係の会社に勤めている孝光さんは、2年ほど前に転職したばかりです。
しかも、それは孝光さんにとって最初の転職ではなく、すでにそれまでに3回の転職経験を持っていたのです。
それをうかがった時、かなり意外な気持ちになったことを覚えています。