平凡な前世とは?(第16号)

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┏┏┏   前世療法
┏┏    137回の前世を持つ少女が見た生と死の記録

                        2009.07.07
                         第 16 号

◇  心の窓を開く  それは新たな変化の始まり・・・   ◇
◇    インナーアクセス ヒプノセラピー スクール    ◇

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おはようございます!

インナーアクセス ヒプノセラピー スクール代表 
ソウルミッション・セラピストの中野日出美です。


今、この瞬間、あなたとつながっていることに、心から感謝いたします。


ひと時のお時間をご一緒させてください。


日に日に夏めいてきましたね!

夏といえば、カキ氷! ソフトクリーム! ところてん! 冷麦! ソーメン! スイカ!・・・ 思い浮かぶ夏の風物詩が、食べ物ばかりというのが悲しいですね・・・

でもいいじゃないですか! 美味しいんだから。


私の夏の思い出は、なぜか(なぜかって、ただ食い意地が張っているだけですが・・)このように食べ物と結びついているものが多いのです。

以前、短い期間でしたが、秋田で暮らした経験があります。

食べ物も美味しく、秋田県民特有の温かさも心地よくて、とても暮らしやすい場所でした。


その当時、まだ幼かった子供たちがある日外から帰ってこう言いました。

「ババヘラアイス買って!」


私はそんなアイスあったかなと首をかしげて

「ババロアアイスの間違いじゃないの?」

と聞きました。今から考えるとババロアアイスなどというものも聞いたことがありません。


「ちがう!ババヘラアイス!!」

と子供たちは断固ゆずりません。

まあ、いいやと大体のことにこだわらない性格の私は、愛する子供たちと自分の食欲のために早速そのアイスを買いに出かけました。


ところがそのアイスはスーパーやコンビニなどでは販売されておらず、昔のアイス屋さんのようにリヤカーで売り歩いているものだということでした。

買おうと思って買えないとなると、俄然食べたくて食べたくて仕方がなくなるものです・・・といっても生まれてこのかた一度も食べたことのないアイスなのですが。

もう私と子供たちの心はババヘラアイス一色という数日を過ごしたある日、とうとうやって来ました。

はるか遠くから、ババヘラアイスがリヤカーに揺られてやって来たのです。

私は、はやる気持ちを抑えきれず、「ババヘラアイス3つ!」と注文しました。

するとなぜかリヤカーを引いた女性は、じろりと私の顔をにらみます。

それは、アイスよりも冷たい視線・・・


私には、何がなんだか判りません・・・


そして、背筋も凍るような結末は、最後に書きました。


それでは、最後までごゆっくりお読みくださいね。


≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪ 目 次 ≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

1.137回の前世を持つ少女

 ・新たな前世での僕の体は・・・
 ・みんな僕の体と同じ色をしている

2.ヒプノセラピーの現場から

 ・平凡な前世とは?

3.ヒプノセラピー基礎知識

 ・催眠のメリットとは?(1)

4.インナーアクセス ヒプノセラピー スクール からのお知らせ

 ・ヒプノセラピーのプロを目指すなら!

5.編集後記
  
 ・ ババヘラアイス?!

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■ 1.137回の前世を持つ少女
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いままで、たくさんの前世療法のセッションを経験してきました。

その中で最も多くの前世療法を体験した1人の少女について、お話したいと思います。

彼女は、これまでに24回の前世療法を経験しています。

そして、彼女は前世療法の最中に「137回の前世がある」と告げられたそうです。

その中で、すでに約31の前世を思い出しています。

なぜ、セッションの回数と前世の回数が異なるのかというと、1度のセッションで数回の前世を想起することもあれば、別のセッションで同じ前世に何度も行ってしまうこともあるからです。


<< 前号までのあらすじ >>

数々の恐怖症を持つ少女は前世療法によって洞窟に閉じ込められて
死んでいった12歳の女の子であった前世を思い出します。

次に彼女が訪れた前世では母親に日常的に首を絞められるなど
して虐待を受けているヤコブという少年でした。

孤独なヤコブの人生を終えた魂は肉体から離れ、中間世へと向かいます。

そこで彼女は、自分が何度も人生を生きた経験を持つ存在であると実感します。

そうしてさらに次の前世への扉が開けられました・・・


■ 前号のバックナンバーはこちら↓
http://www.only1pro.com/inneraccess/magazine/200906/000250.php?id=m0016


◇◆◇ 新たな前世での僕の体は・・・ ◇◆◇


彼女はセッションを重ねるごとに迅速にそして深い催眠に入るようになっていきました。

私は急速に催眠に入れる手法を使い、新たな前世へと誘導しました。

そうして次に彼女が訪れた前世は、またもや意外な人生でした。

「今、あなたはどこにいるのですか?」

「土の上です・・・土の上を歩いています。腰に毛皮のようなものを巻きつけています。

子供です。少年です・・・・6歳・・・いえ7歳になったばかりです。

髪はすごく短いです。そう・・まるでパンチパーマのように縮れています。

手も足も顔もみんな黒いです。体全部が黒い・・・黒褐色です」

この前世での彼女は、有色人種の少年であるようです。

「今、君がいるところはどんな場所? なぜ、そこにいるの?」

「今、僕は家に帰るところ」

彼女は、また、いつものように前世での自分の肉体に入り込んだようです。


◇◆◇ みんな僕の体と同じ色をしている ◇◆◇


「テントみたいな家が、ちらほらあります。土でつくった家です。

かまくらみたいな家です。人が何人かいます。

男の人も女の人も、子供もいます。みんな、僕の体と同じ色をした人たちです。でも、色の薄い人も濃い人もいます。

男の人は、上半身はみな裸です。腰の部分には何か巻きつけています。あっ・・・女の人も同じような格好です。上半身も裸です。

小さな子供は裸です。何も身につけていません」

「そこで、みんな何をしているのですか?」

「髪を頭の上のほうでおだんごみたいに結った女の人が、今、火をつけようとしています。家の外です。たぶん料理に使うための火だと思います」

「どうやって、火をつけようとしているの?」

「まきのようなものを立てて、火打ち石のようなものを思いっきり打ちつけています。ものすごく力が必要なんです。その女の人は耳に金属のような輪をつけているみたいです」

今回の前世は、いきなり、悲惨な状況からの幕開けではありませんでした。

この前世は比較的、穏やかな人生だったのだろうかという思いが、私の頭をかすめました。

しかし、どちらにせよ、彼女の潜在意識が選び引っ張り出してくれた前世なのですから大きな意味があるに違いありません。


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■ 2.ヒプノセラピーの現場から
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◇◆◇ 平凡な前世とは? ◇◆◇

こうして彼女はまた次の前世の扉を開けました。

この前世で彼女は自分の肌の色が黒褐色であることを私に報告してくれています。

前世に入った時、たいていは前世での人格である自分の髪の色や着ている物などの様子から報告してくれる場合が多いのですが、この時は肌の色を特に強調しています。

おそらく彼女にとってはそれだけ意外なことだったのではないかと思われます。

実際に、私の前世療法セッションの他のクライアントさんの前世でも黒褐色の肌を持った時の前世に行く人よりも、白人種であった時の前世に行く人の方が多いようです。

それは過去の長い世界の歴史を振り返った時、文化の発達した地域に人口が集中していたということかもしれません。

また、その比較的文化が発達した地域の前世で過ごした一生と、文化や経済の発達した日本で生きている今回の人生とに共通点があるから、潜在意識が真っ先にその前世を選び出しているのかもしれません。

しかし彼女のように何度も前世回帰をしている人はこのように世界中のいろいろな地域で、さまざまな人種としての人生を送っていることがわかります。

彼女は今回のように黒褐色の肌での人生も黄色人種での人生もたくさん経験しています。

また最近、「『137回の前世』の女の子は、平凡な前世をみたことはないのですか」というご質問をよくいただきます。

彼女が思い出したたくさんの前世の中には、平凡な人生もたくさんあります。

ただ、その平凡というのが、どれをとって平凡とするのかは難しいところです。

どの前世でも当時の人格にとっては、一つ一つの出来事が大きな事件であり、幸せや哀しみや喜びや怒りなどが渦巻いた人生であるからです。

現代に生きる私たちにとっても、それは同じことです。


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■ 3.ヒプノセラピー基礎知識
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◇◆◇ 催眠のメリットとは?(1) ◇◆◇

催眠状態に入ることのメリットについて、今日はお話ししましょう。

前回お話ししたように催眠状態に入っても意識を失うことはなく、やりたくないことはしませんし、話したくないことは話しません。

常にコントロールしているのは自分自身です。

では、催眠に入ることにどんな意味があるのでしょうか?

催眠状態になると、人間の心は顕在意識に代わって潜在意識が優勢に働くようになります。

さて、では、顕在意識と潜在意識とは何でしょう?

私たち人間の心は、顕在意識と潜在意識とよばれる部分で構成されています。

顕在意識は、一般に表面意識などと言われています。

潜在意識は無意識などと言われています。

顕在意識は考えたり、判断したり、選択したり、分析したりしています。

つまり私たちが気づいている部分です。気づいていることが顕在意識の働きの特徴です。

それに対して、潜在意識は感覚や記憶、想像力、直感などを司っています。

そして驚くべきことに顕在意識は私たちの心の約10パーセントにしか過ぎず、残りの約90パーセントは潜在意識であると言われています。


そして私たちの行動はすべて自分の心からの命令によるものです。

ということは、もうおわかりですね。

私たちの行動のほとんどは潜在意識の働きによって決定されているのです。

そして私たちの行動の積み重ねが私たちの人生を構築しています。

しかし私たちが目覚めて生活をしているほとんどの時間は顕在意識が優勢に働いています。

眠りに入ると、今度は潜在意識が優勢に働きます。

催眠とは覚醒しながらにして、潜在意識を優勢にした状態を人為的に作り出すことです。

私たちの心のほとんどを占める潜在意識をどのように使って幸せな人生をつくりだすかを次回にお話ししたいと思います。


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■4.インナーアクセス ヒプノセラピー スクールからのお知らせ
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◇◆◇ ヒプノセラピーのプロを目指すなら! ◇◆◇

このメルマガを読んで、前世療法にご興味を持っていただき、どうもありがとうございます!

前世療法とは、今までいろいろなカウンセリングで改善されなかった心の問題が大きく改善されたり、親や子供、配偶者、恋人、友人などとの対人関係が好転するなどクライアントの人生が短期間で大きく変化する効果の高い催眠療法です。

実際に、私のセラピーを受けにいらっしゃるクライアントさんのほとんど(9割以上)が、この前世療法を受けたいとおっしゃいます。それほど、前世療法は人気があるセラピーなのです。

つまり、これからプロになることを目指してヒプノセラピーを学ぶ方にとって、前世療法についての専門知識やテクニックは、なくてはならない必修科目といえるでしょう。

実際に、セラピーを受けにいらっしゃるクライアントさんには、様々なタイプの方がいらっしゃいます。そして、たとえどんなタイプの方がいらっしゃっても、催眠に誘導し前世を体験をしていただけるように、その方にあった様々なテクニックを駆使できることが必要です。

さらに、最も気をつけなければいけないことは、前世療法が終わったときには、クライアントさんが現状の改善につながるヒントや学びをつかんで、満足してお帰りいただくこと。

すると、そのクライアントさんから、口コミで、新しいクライアントさんを次々とご紹介いただけるようになるのです。すると、ありがたいことに、個人セラピーは、予約が次々と入ってきます。

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■ 5.編集後記
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勢い込んで「ババヘラアイス3つ!!」と注文した私になぜか、アイスを売っていた女性は冷たかったのはなぜでしょう・・・


その後、私と子どもたちはそれぞれアイスを手にして家に戻りました。

アイスはちょうどアイスクリームとシャーベットの中間くらいの舌触りで懐かしい味がしました。

子供たちに人気があるのも当然だなと私は納得しました。
それにしてもなぜあのアイス売りの女性は、冷たかったのでしょう・・・そう、アイスよりも冷たい視線でした・・・


その疑問を秋田で生まれ育った仲良しの友人に尋ねたところ、友人は驚いてこう言いました。

「あのね、秋田では婆あ(注:おばあさんのこと)がヘラですくって、売っているアイスだからババヘラアイスと昔から呼ばれているの。でも普通、アイスを買うときにはその呼び名は使わないの・・・失礼だから・・・アイスを売っているおばさんに・・・」

友人は伏し目がちにそう話してくれました。

そうです。私はアイスを売っている女性に向かって大きな声で「ババヘラアイス(婆あが売っているアイス)ください!」と連発していたのです・・・

そりゃあ、誰だって冷たくなりますよね・・・。
私だったらアイスに毒を盛ってやりたくなるはずです・・・

本当に申し訳ないことをしました。

心からゴメンナサイ!!

そういう意味でもすうっと背筋が寒くなる(?)ような夏の思い出です。


最後までお読みいただき、心から感謝いたします。

どうもありがとうございます!

今後ともよろしくお願いいたします。


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 発行責任者:ソウルミッション・セラピスト 中野 日出美
 
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