0061.かっと見開かれたおばあちゃんの目
「樽の外に出てみて私はびっくりしています。
おばあちゃんがうつぶせに倒れていたからです。
じゅうたんは血だらけです。おばあちゃんの背中には剣のようなものが突き立てられていました。
私はおばあちゃんのそばに近づいていき、おばあちゃんの顔を覗き込みました。
おばあちゃんの目はかっと見開かれたままでした。
私は驚いて声も出せませんでした。
それから、私は逃げようとして外に飛び出して行きました。
すると家の前にはお母さんが倒れていました。
やはり血だらけで死んでいます。
お母さんは、私とおばあちゃんを守ろうとして殺されたのです」
この続きは、『前世療法 137回の前世を持つ少女』 (中野日出美 著、総合法令出版)で、お楽しみください!